子どもたちがリアルな仕事体験を行うことができる施設、兵庫県西宮市のキッザニア甲子園内にある「警察署」が、27日にリニューアルオープンし、新たに「顔認証システム」が導入された。
キッザニア甲子園の警察署パビリオンでは、子どもたちが警察官としてキッザニアの街で発生した事件を捜査して解決し、街の平和を守る仕事を体験できる。
今回のリニューアルオープンでは、新たに、グローリー株式会社(本社:兵庫県姫路市)の高い精度の顔認証システムが導入された。
子どもたちは、街で起こった事件を解決するため、防犯カメラの映像から手がかりを見つけ、街で聞き込みを行い、得た情報から顔認証システムを使って犯人を特定して、逮捕につなげていた。
キッザニア甲子園に顔認証システムが導入されるのは初めてで、体験した子どもたちは、「近未来のよう。将来こんな風になるのか楽しみ」、「一度に何人もの画像が処理されるのがすごい」などと話していた。
キッザニアの関係者は「よりリアルな体験ができるようになった」と述べ、グローリー株式会社の三和元純社長も「子どもたちに体験してもらって、将来使ってもらいたい。これまで地元で子どもたちの支援をしてきたが、全国に交流の輪が広がることを期待している」とコメントしていた。