子どもたちが笑顔でトライ! 神戸でラグビー体験イベント 日本代表も参加「楽しむ大切さ思い出した」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

子どもたちが笑顔でトライ! 神戸でラグビー体験イベント 日本代表も参加「楽しむ大切さ思い出した」

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 子どもたちがラグビーを通して友だちと一緒に運動する楽しさを感じてもらうとともに、ラグビーに興味を持ってもらおうと、神戸のスタジアムで、未就学児を対象としたラグビー体験イベントが行われました。

 3日、神戸市須磨区の神戸総合運動公園ユニバー記念競技場で催されたのは、日本ラグビーフットボール協会のラグビーキャラバン事業「Canterbury Rugby Little Playfield - in ユニバー記念競技場」です。

 関西初開催となった今回は、神戸のこども園、幼稚園、保育園の園児、234人が参加。3日の神戸は、晴れ間も見えつつ寒空も広がりましたが、ジャパン(日本代表)と同じデザインのジャージに袖を通した子どもたちは、その寒さを吹き飛ばすような元気な姿を披露。緑のピッチを縦横無尽に笑顔で駆け回りました。

ラグビーボールをバウンドさせるトレーニングの様子(写真:ラジオ関西)
ラグビーボールを真上にあげるトレーニングの様子(写真:ラジオ関西)
大人さながらのステップワークでトライへ突き進む子どもたち(写真:ラジオ関西)
笑顔でラグビーボールを持ち運ぶ子どもたち(写真:ラジオ関西)

 トレーニング終了後には、日本ラグビー協会マスコットキャラクターの「レン」と「ジー」、コベルコ神戸スティーラーズのマスコットキャラクター「コーロクン」も登場。子どもたちと交流を深めていました。

コベルコ神戸スティーラーズのマスコットキャラクター「コーロクン」らが子どもたちと交流。右側は徳田健太選手(写真:ラジオ関西)

 今回は講師や関西学院大学ラグビー部の部員10人とともに、地元・神戸をホームとするジャパンラグビー・リーグワンのコベルコ神戸スティーラーズからティエナン・コストリー選手と徳田健太選手が指導役として登場。子どもたちと活発にコミュニケーションを取り合いながら汗を流していました。

 イベントを終えて、コストリー選手は、「自分は5歳でラグビーを始めたが、(イベントを通じて)楽しむことの大切さを思い出して、本当にいい気持ちだった。みんなが笑顔でラグビーをする姿を見られて、すごくうれしかった」と感想をコメント。

「若いときは、競争よりも、スコアよりも、楽しむことが一番大事。ラグビーをみんながやってくれれば、続けてくれればうれしい。将来の日本代表、サクラフィフティーン(女子日本代表)がここにいるかもしれないし、みんな(ラグビーを)楽しんでもらいたい」と、子どもたちにメッセージを送っていました。

 12月13日からはいよいよ国内リーグ戦の新シーズンが始まります。「今季必ず優勝したいし、その自信はある」と、スティーラーズでのリーグ制覇への思いを語ったコストリー選手。このイベントを通じて子どもたちからエナジーを受けたという日本代表は「応援してくれている子どもたちに幸せを届けられるよう頑張りたい」と活躍を誓っていました。

コベルコ神戸スティーラーズ、日本代表のティエナン・コストリー選手(写真:ラジオ関西)

 講師を務めた元釜石シーウェイブスの向井陽さんは、「ラグビーボールを使って遊ぶ楽しさや、『やればできる』『やったらできそう』という経験を通して子どもたち一人ひとりが自信をつけて日々を過ごしてもらいたい思いがある」と、このイベントの趣旨を述べます。

 そのうえで、「『このボールで遊ぶとなんか楽しいな』というところを入口に、『好きだからこの先もがんばれる』など、自分が好きなものに対して力を発揮する、頑張れる子たちが増えれば。そのアイテムの1つがラグビーボール。ラグビーに魅力を感じて、観たり、応援したり、プレーしたり、そんな形でかかわる子が増えるといいなと思ってやっていければ」と、ラグビー振興への思いを語っていました。

「Canterbury Rugby Little Playfield - in ユニバー記念競技場」第3セッションに参加した子どもたちや講師陣、スタッフが記念撮影(写真:ラジオ関西)
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