神戸ポートタワー、来場100万人達成 客足大幅増、リニューアル後1年7か月で 記念セレモニー開催 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

神戸ポートタワー、来場100万人達成 客足大幅増、リニューアル後1年7か月で 記念セレモニー開催

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 神戸港のシンボル「神戸ポートタワー」(神戸市中央区)のリニューアル後の来場者が4日、100万人に達した。昨年春の改修後から客足が大幅に伸び、およそ1年7か月で大台を突破。同日午前、100万人目の来場者を祝う記念セレモニーが開かれた。

来場100万人達成を祝うセレモニーが開かれた(2025年12月4日、神戸市中央区の神戸ポートタワー)

 神戸ポートタワーは1963年開業。神戸のランドマークとして親しまれたが、1995年の阪神・淡路大震災以降はおおむね年間30万人台の来場者で推移。2021年9月から改修工事を行い、2024年4月に全面リニューアルオープンした。改修後は通販大手「フェリシモ」(同区)が運営を手掛け、新設された屋上展望デッキやカフェなどが人気に。フェリシモの企画力を生かしたコラボイベントや新商品の展開、営業時間の延長に加え、開発が進むウォーターフロントエリアが一体となった催しなども積極的に開催。国内外から数多くの観光客を呼び込み、「リニューアル前の約2倍の集客ペース」(フェリシモ)となった。

神戸港のシンボル「神戸ポートタワー」(右)

 同日午前11時ごろ、館内放送で100万人目の来場がアナウンスされた。節目の来場者は、三重県尾鷲市のNPO法人職員、東美沙さん(48)。記念セレモニーの会場となった展望フロアに登場した東さんは、神戸ポートタワー事業部の富田浩幸部長から記念プレートとグッズを受け取った後、くす玉を割った。

 東さんは、紅葉を楽しむ目的で友人とともに1泊2日の神戸旅行中。「100万人目になって驚いた。ニュースなどでは見るが、まさか自分がそんな立場になるとは夢にも思わなかった」と笑顔を見せた。前回ポートタワーに来た際はちょうど改修中で外からしか眺めることができず、タワーに上ったのは今回が初めてだったといい、「記念すべき日に訪れることができてうれしい。きれいにリニューアルされていて、山もよく見える。最近買ったカメラでいろいろ撮影したい」と話した。

100万人目となった三重県尾鷲市のNPO法人職員、東美沙さんに記念プレートなどが贈られた

「記念すべき日に訪れることができてうれしい」と感想を話した東さん

 富田部長は「リニューアル以降、さまざまな企業やブランド、キャラクターとのコラボイベントを通して、多くの人に足を運んでいただいた。これからも神戸のランドマークとして、何度訪れても新しい発見のある場所を目指し、魅力的な企画やサービスを発信していきたい」と述べた。

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