ラジオパーソナリティーと行く島根ツアー【1日目】“神在月”の出雲大社 時季ならではの見所とは

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 ラジオ関西『Clip』パーソナリティーの近藤夏子とタケモトコウジが同行する島根県の神在月の出雲大社と世界遺産石見銀山を巡るツアー「月曜Clipדしまこん”スペシャルツアー第2弾」が、12月6日から7日にかけて行われました。その様子を2回に渡ってレポートします。

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〈ツアー・1日目〉

 新大阪駅で集合し、新幹線に乗って岡山へ。岡山からは特急列車「やくも」に乗り、島根県の出雲市駅へ向かう予定でしたが、落ち葉が車輪とレールの間に挟まり空転したことによる、2時間以上の大幅な遅れが発生。このままでは、旅のメインでもある出雲大社での祈祷の時間に間に合わなくなるため、急遽添乗員さんがバスをチャーターしてくださり、無事出雲大社に到着することができました。

ツアーに同行したパーソナリティーの近藤夏子、タケモトコウジ

 旧暦10月は、全国の八百万の神々が出雲の国に集まる月で、出雲以外の土地では神様が留守になるので神無月といいますが、出雲では神在月と呼びます。神々が集う出雲の各神社では「神迎祭(かみむかえさい)」に始まり、「神在祭(かみありさい)」そして、全国に神々をお見送りする「神等去出祭(からさでさい)」が行われます。一行が出雲大社に訪れた12月6日は、神在月を締めくくる日で、神々をお見送りする神等去出祭が斎行される日で、多くの人が参拝に訪れていました。

「拝殿」1963年(昭和38)に建てられた戦後最大の木造神社建築で、祭事や祈祷が行われる

 一般的な神社は「二礼二拍手一礼」ですが、出雲大社では「二礼”四拍手”一礼」が正式とされています。出雲大社の語り部ガイドさんに同行いただき、正式な参拝方法や歴史など教えてもらいながら参拝しました。今回のツアーでは、神楽殿でご祈祷していただいたり、通常は立ち入ることのできない『八足門内』での特別参拝など特別な体験をすることができました。

神楽殿の中に入り御祈祷を受けました
「八足門」は御祭神に最も近づける門とされ、通常はここから御本殿を参拝する

 出雲大社境内の東西にある、八百万の神々の宿所となる「十九社」は、普段は扉が閉められているのですが、神在祭の期間では扉は開けられており、その様子を見ることもできました。さらに、最終日であったこの日は、神様たちをお送りする神事「神等去出祭」を見ることもできました。

「十九社」は神様の宿所とされる。神在月は扉が開いている

 出雲大社を後にして向かったのは、宿泊地でもある島根県大田市にある温泉津温泉(ゆのつおんせん)。「石見銀山遺跡とその文化的景観」の一部として世界遺産に登録されている歴史ある温泉地です。国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されており、昔ながらの静かな温泉街の趣を残しています。

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