斎藤・兵庫県知事の給与カット案、異例の3回目審議へ 告発者情報漏えい 議会反発「核心あいまい」

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 兵庫県議会・第373定例会(12月議会)が12月12日、閉会した。

 斎藤元彦知事の疑惑を告発した元県民局長(故人)のプライベート情報が漏えいした問題をめぐり、6月議会で県が提出し、9月議会まで継続審議になっていた、斎藤知事と服部洋平副知事の給与を減額する議案は、異例となる3回目の継続審議となった。

兵庫県議会、斎藤知事給与カット案で反発 異例の3回目審議へ〈2025年12月12日 神戸市中央区・兵庫県公館〉

 県が12月議会に諮った修正案では、情報が適切に管理されず、漏えいしたことに対する斎藤知事の責任を新たに明記することで、自民、維新、公明の主要3会派が賛成する見込みだった。
 期間は2026年1~3月として、斎藤知事の給与の減額幅を現行の30%から20%引き上げ、50%とする案はそのままとした。
 しかし斎藤知事は修正案提出後に報道陣に向け、「技術的な修正で、内容は変わらない」と発言したことを自民が反発。

「(斎藤知事の)責任の取り方のみを先行させ、事案の核心があいまいなまま議会に判断を迫る状況は、受け入れがたい」との意見が挙がり、修正案を審議した12月10日の総務常任委員会で継続審議が決まった。

自身の給与カット案、3度目の審議となったことに斎藤知事「引き続き説明し、適切に審議をしていただきたい」と述べるにとどまった〈2025年12月12日 神戸市中央区・兵庫県公館〉

 議会終了後に取材に応じた斎藤知事は、「最終的には議会側のご判断。(自身は)引き続き説明し、適切に審議をしていただきたい」と述べるにとどまった。


 県が設置した第三者委員会は報告書(2025年5月公表)で、元総務部長が県議3人に情報を漏えいしたと認定。斎藤知事らが指示した可能性を指摘したが、本人は関与を否定している。

 なお、斎藤知事らは地方公務員法(守秘義務)違反罪で8月に刑事告発され、神戸地検による捜査が続いている。

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