サッカー・J1のヴィッセル神戸は、来シーズンに向けての動きを進めています。
14日には、今シーズンまでサンフレッチェ広島を率いていたドイツ人のミヒャエル・スキッベ氏(60)が新監督に決定。ボルシア・ドルトムントをはじめとするドイツの名門クラブ、ギリシャ代表などを率いた実績を持つ名将は、Jリーグでも広島に2度のタイトルもたらし、優秀監督賞を2度にわたって受賞しています。
「この度、ヴィッセル神戸の監督に就任し、大変光栄に、そしてうれしく思っています」というスキッベ氏は、「再び、日本一のチームを目指しましょう」とサポーターに呼びかけました。なお、スキッベ氏の右腕、セハット・ウマル氏(43)が、このたびヴィッセルのヘッドコーチを担うことも決まっています。
選手の動向としては、18日にDF松田陸選手(34)が、タイのBGパトゥム・ユナイテッドFCへ完全移籍、19日にはRB大宮アルディージャへ期限付き移籍中だったGK坪井湧也選手(26)が横浜F・マリノスへ完全移籍することが、それぞれ発表されました。
ヴィッセルで1シーズンにわたりプレーした松田選手は「神戸に覚悟を持って来たにも関わらず、自分自身何も貢献できず、不甲斐ないシーズン」と、悔しさをにじませつつ、「これからも神戸のことは応援してます。本当にありがとうございました!」とメッセージを寄せました。
また、ヴィッセルのアカデミー育ちでもある坪井選手は、「率直に言って、このクラブには感謝の気持ちしかありません。幼い頃、このクラブに出会ってなければ今の私はないかもしれません」「ヴィッセル神戸は地元のクラブというだけでなく、私にプロサッカー選手という夢を与えてくれた特別なクラブ。そのような特別なクラブでJリーガーになれたこと、初めてのJリーグ優勝を味わえたこと、本当に感謝してもしきれないくらいたくさんの経験をさせてもらいました」と、クラブへの感謝をコメント。
「このクラブも神戸の街も本当に大好きです。次に対戦する時は、成長した姿を見せられるように頑張ります。アカデミーで3年間、プロになって約4年間という長い間、本当にお世話になりました。そして沢山の応援をありがとうございました」と述べ、新天地での活躍を誓っていました。
なお、19日にはJリーグが、2026年2月から6月まで開催する「明治安田Jリーグ百年構想リーグ」地域リーグラウンドの対戦カードを発表。ヴィッセルは2月6日(金)の開幕戦で京都サンガF.C.とアウェイで対戦。ホーム初戦となる第2節では、2月14日(土)または15日(日)に、かつてチームに在籍していたMF山口蛍選手を擁するV・ファーレン長崎を迎え撃つことになりました。




