標高1000メートル級の山々に囲まれた高原に位置する島根県飯石郡の「飯南町」。人口はおよそ4200人と小規模ですが面積は約242平方キロメートルあり、兵庫県の豊岡市とほぼ同じ広さ。
平均標高約450メートルの同町は、面積の約9割を山林が占めています。広大な森を生かした森林セラピーや、日本の伝統文化である「しめ縄作り」が今も受け継がれており、“自然と文化が共存する町”として静かな注目を集めているとか。

同町のそうした文化を垣間見ることのできる施設のひとつが「大しめなわ創作館」。ここでは、出雲大社神楽殿に架けられている“大しめ縄”が制作されています。

長さ13.6メートル・重さ5.2トンという圧倒的な規模を誇る大しめ縄は、2026年7月に8年ぶりの掛け替えが予定されているのだそう。
しめ縄製作については全国各地から注文が寄せられており、海外では「出雲大社ハワイ分院」のしめ縄も手がけるなど、その技術は国内外で高く評価されています。
自然豊かな同町にはスキー場や温泉などのアクティビティスポットもあり、インパクトや派手さこそ無いものの、心がゆっくりとほどかれるような温かさがあります。

かつて、粘土製の炉で砂鉄を熱し純度の高い鉄を生み出す日本古来の製鉄法「たたら製鉄」が行われていた飯南町。森とともに生き、鉄を生み、祈りを形にしてきたまちに宿る“優しさ”を感じに、いちど足を運んでみるといいかもしれません。





