元プロ野球選手・山足達也 引退後の挑戦と人生観を語る インタビュー中に見せた「妻への思い」とは

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 元プロ野球選手の山足達也さんが、現役引退後の新たな一歩について語りました。オリックス・バファローズと広島東洋カープで活躍した山足さんは、野球人生を振り返りながら今後の目標や妻との絆についても率直な思いを明かしています。

元プロ野球選手の山足達也さん

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 立命館大学卒業後、本田技研工業に入社した山足さんはその後ドラフト8位でオリックスに入団。「大手企業のキャリアを捨ててまでプロに進んで大丈夫なのか?」と相当悩んだそうですが、決心し夢であった球界に足を踏み入れた当初は「ゴールのように感じていた」といいます。ですが、キャンプで選手たちのバッティングを目の当たりにし、考えが一変。「『これ、すぐクビになるわ。必死にやらなあかん』という思いに変わった」と、プロの世界の厳しさを痛感したといいます。

 その後、2021年にオリックスのリーグ優勝メンバーとしてチームに貢献し、2024年からは広島東洋カープに移籍。2025年11月に現役引退を表明しました。

 山足さんは、戦力外通告を受けてからトライアウトまでの約1か月間を次のように振り返ります。「トライアウト前の練習で久しぶりにバットを持って、『もうちょっとやりたいかな』と思うかと思ったんですけど……それもなかった。それで、自分の中でもスッキリしているんやと実感しました。最後のトライアウトでは、家族や関係者が見守るなか楽しく野球ができ、ヒットも放つことができました」。

 また、家族、特に妻の支えの大きさについても語りました。引退会見の際にかけられた妻の「お疲れさん」という一言に深く感動したそうで、現役時代も常に前向きな言葉で支えてくれたことに感謝の思いを示しました。

「どんなミスをして帰ってきても、野球の話に限らず前向きな言葉をかけてくれた。だからまた頑張ろうと思って次の日を迎えられた。本当に妻のおかげです」と、強い絆を明かしました。

 引退後は社会人として新たな道を歩み始めており、「勉強している真っ最中。今まで野球一筋だったので、新しい環境で学べることが楽しい」と山足さん。将来的には、プロ野球界で培った経験を社会に生かしながら、さらなる成長を目指すと話しました。

「プロ野球界で得たものは、かけがえのない経験」と語る山足さんは、引退後もポジティブなエネルギーを持ち続けています。「その経験を生かして、一つ一つ学びながら、何事にも謙虚に頑張りたい」と今後の人生への意気込みを述べ、インタビューを締めくくりました。

パーソナリティーの田中大貴、山足達也さん、パーソナリティーの林歳彦

※ラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』2025年12月8日放送回より

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