2026年、バレーボール女子の注目選手の1人が、SVリーグのヴィクトリーナ姫路で活躍する女子日本代表、野中瑠衣選手(24)です。
秋田県秋田市出身の野中選手。2019年から2025年春まで在籍したAstemoリヴァーレ茨城(旧:日立Astemoリヴァーレ)を経て、昨年7月から新天地・姫路に加わると、ヴィクトリーナの主軸の1人として奮闘しています。「攻守両面で活躍できる万能型のスパイカー」という触れ込み通り、ここまでの今シーズンのSVリーグ戦20試合で、総得点255(19位タイ、日本人選手では5位)、サーブレシーブ成功率46.7パーセント(9位)という数字を残し、前半戦のチーム上位進出の立役者となっています。

昨年12月28日のNECレッドロケッツ川崎戦後、記者会見でメディア対応した野中選手は、2025年を「私の人生の中でも挑戦した年というか、大きい決断をした年」と回顧。
「ワクワクだったり、楽しかったり、向上心を持って取り組んできたが、それと同時に、環境を変えることで、自分の価値や地位というか、そういうものをつかみとるために、気づかないうちにやっぱり必死でしたし、ちょっと余裕がなかったりもした」
さらに、ヴィクトリーナでの新たな挑戦について、こう続けました。
「ポジションを変えたのが、今シーズンのすごく大きな出来事。移籍を決めたとき、自分の中でオポ(オポジット)ではなく、レフトでやりたいと思っていた。レフトに入ることで打つ本数を増やして、ハイセットを決め切れる力をつけたいなと思った。それを夏場から取り組んで練習している」
その成果については、「1年前と今の私を比べると、本当に自分でもわかるぐらい成長していることを実感している。本当にここに来て良かったなと思う」と語りました。

一方で、「でも、まだ改善できるところはたくさんある」と高みを見据える野中選手。2026年に向けては、次のように意気込みを示しました。
「もっとシビアというか、プレッシャーがかかる試合が続いていくと思うが、私がもっと成長することによって、チームにいい影響を与えられる人間になっていければ。もっと飛躍できる年にしていきたい」

昨春、初選出された女子日本代表では、自己紹介で「かわいいだけじゃ、だめですか?」とはにかみながらあいさつし、注目を集めた野中選手。ヴィクトリーナでもムードメーカーの1人となっており、その活発な一面は姫路のファンをとりこにしています。昨年末には、10代の河俣心海選手に指導を受けながら手指ダンスに悪戦苦闘する様子をSNSで公開するなど、プレーとのギャップを見せる場面もありました。
ただ、コート内では勝気な一面を見せ、チームの勝利にまっすぐ向き合う姿勢を貫く、ヴィクトリーナの背番号12。
「ハードな試合が続きますが、連敗をしないというのはチームでもシーズンが始まる前に決めたこと。また勝っていけるように頑張っていきたい」
2026年初陣となる1月3日、4日のホームゲームでは、初代SVリーグ女王で皇后杯覇者の大阪マーヴェラスという強敵を迎えるヴィクトリーナ。連敗脱出、新年を白星で飾ること、そしてチームが上位争いを続けるためには、野中選手の攻守両面での活躍がポイントになることは間違いありません。






