阪神・淡路大震災から31年となるのを前に、犠牲者らの氏名を刻む「慰霊と復興のモニュメント」(神戸市中央区・東遊園地)に1月16日、新たに12人の銘板が追加され、セレモニーが開かれた。




モニュメントは2000年1月に設置。銘板は今年度(2025年度)の12人を合わせて、5082人分となった。


兵庫県芦屋市のアパートで亡くなった足田伸二さん(当時26歳)の銘板も取り付けられた。伸二さんはレーサーになるのが夢だった。姉の小林二三代さんは「ようやく銘板に名前を連ねることができた。ようやく亡くなった両親に報告できる。弟は震災で下敷きになり即死した。震災後、国際A級ライセンスを取得した通知が来た。せめて生きている間に、と思っていたが、弟は地道に努力を続けていたのだと思い、胸が熱くなった」と話した。


震災復興支援コンサートの開催に力を注ぎ、昨年8月に76歳で亡くなった元兵庫県職員・田平純吉さんの銘板も取り付けられ、コンサートで詩を朗読してきた俳優の竹下景子さんも立ち会った。竹下さんのいとこも芦屋市で被災したことから、「私ができることがあったら」と1999年から朗読を続けている。「田平さんには家族のように温かく接していただいた。復興する姿や、これからの希望や未来を題材にした詩を読ませていただき、一言でもお礼を言いたかった。この場にいるだけでも胸がいっぱいになる。田平さん、神戸を大事にする人たちの思いを教えていただき、ありがとうございました。(自身が名誉館長を務める)『子ども本の森 神戸(東遊園地内)』でしっかり伝えていきます」と誓った。







