神戸市は、坂の魅力を再発見し、まちの資源として発信する『坂のまち神戸プロジェクト』を進めています。あわせて、移動の不便さなどの課題改善も推進しています。
同取り組みは、2年前に行われた『神戸の未来を考えるプロジェクト』のワークショップで、市民から坂への愛着や肯定的な意見が多く寄せられたことをきっかけにはじまりました。一方で、移動の不便さなどの課題も挙がったことから、課題改善もあわせて進めています。
昨年度は、フォトコンテストやワークショップを実施し、市民や有識者から集まった意見を今後の施策に反映しています。
現在は、プロジェクトのキービジュアル制作が進められており、市民のエピソードをもとにした“キャッチコピー総選挙”も行われました。結果は、2月下旬から3月上旬にかけて市のホームページなどで公表される予定です。
坂の魅力を伝える“坂アンバサダー”として5組が活動しており、インタビュー記事の発信やイベントの開催、自転車利用者向けの坂道マップの作成などに取り組んでいます。活動報告会は、3月ごろに予定されています。
アンバサダーの1人、会社員でトレイルランナーの川地智之さんは、体調を崩したことをきっかけに坂道を走りはじめ、現在は毎朝10キロ以上のトレーニングを行っています。川地さんは、「坂道には達成感や感動があり、人と人、人と場所の結びつきを強める力がある」と話しています。
このほか、市は『坂のまちエリア・リノベーション』として、坂の多い地域で空き家などを活用する民間の取り組みを支援しています。対象は、兵庫山麓、鵯越駅・丸山駅周辺、禅昌寺東部・高取山麓、塩屋、鈴蘭台の5つのエリアです。今年度の募集は終了していますが、来年度に向けて再開を予定しているそうです。
市の担当者は、「坂道は、神戸の風景を形づくる大切な要素のひとつ。市民とともに魅力を育てていきたい」と話しています。
※ラジオ関西『サンデー神戸』より






