「生きた証」姉の思い~神戸で初『生命のメッセージ展』 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「生きた証」姉の思い~神戸で初『生命のメッセージ展』

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 殺人事件などで命を絶たれた被害者の遺品を展示し、命の尊さを訴える『生命(いのち)のメッセージ展』が、11月30日に神戸・三宮で開かれる。2001年から全国規模で開かれてきた同展だが、神戸での開催は初めて。

いのちのメッセージ展
生命のメッセージ展2019ポスター(公式サイトより)

 
 今回は「たどろう、みんなの生きた証」というサブタイトルがつけられており、会場には「メッセンジャー」と呼ばれる被害者の等身大のパネル151人分が並び、亡くなった理由と遺族からのメッセージが記される。また足元には生きた証しとして、被害者が生前に履いていた靴も置かれる。

 20年前に殺人事件で弟・悟さんを亡くした神戸市の坂口真弓さんは、同展が始まった年から参加し「私たちの辛い経験を無駄にしないでほしい、すべての人の心に優しさが宿りますように」と全国各地で遺族の思いを訴えてきた。そして、20年という節目に生まれ育った神戸での開催が決まり、坂口さんは「最後に弟を神戸に連れて帰ることができた」と話し、出展に区切りをつける。

 たくさんの想いが詰まったパネルとじっくり向き合って、大切ないのちについて考える時間を。


【生命のメッセージ展 in 神戸】
日時 2019年11日30日(土) 午前10時00分~午後4時00分
会場 JR三ノ宮駅 地下広場(阪神「神戸三宮」駅西口前/兵庫県神戸市中央区三宮町1丁目10-1)
主催/共催 「生命のメッセージ展 in 神戸」実行委員会 特定非営利活動法人いのちのミュージアム 

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