尼崎・武庫之荘にある印鑑メーカー「株式会社Sirusi」が、文字が投影する印鑑「ライト印グラフィー」を販売している。これは、同社のタイポグラフィを用いたデザイン印鑑シリーズ「印グラフィー」と、山梨県・中巨摩郡の「株式会社天野製作所」が手掛けるLEDが内蔵している「プロジェクタースタンプ」のコラボ商品だ。
印鑑を押す時に、向きを確認せずにゆがんでしまうという出来事は多いのではないだろうか。この「ライト印グラフィー」は、印字する際、印鑑に人肌が触れると、内蔵されているLEDライトが点灯するという「タッチスイッチ」機能が搭載されており、それにより印鑑の向きが投影されるため、傾くことなく、真っ直ぐに押すことができる。また、定番の印鑑は、文字部分が朱色に表示されるが、同社の「印グラフィー」は、文字部分が白、他の部分は朱色に印字されるデザインとなっている。
ボディの色は、シルバーフレーム、ゴールドフレーム、ピンクフレーム、レッドフレーム、ブルーフレーム、ブラックフレームの全6種類。
Sirusiでは、その他にもこれまでユニークな印鑑を発売しており、文字がレコードのような円盤模様が浮かび上がる「ディスク印グラフィー」や、文字を図式化して紋章のようにデザインした「バッジ印グラフィー」など様々なデザイン印鑑を販売している。また、子どものために銀行口座を開設した際、子どもだけの印鑑を作りたい親向けに、手書きした文字を印鑑にすることができる「子ども銀行印」シリーズもある。
これだけ、様々なデザインがあることについて、同社代表の盛佳男氏は、「印鑑を『使うもの』から『自分を表現するもの』に変化してほしいという思いがある」と語った。「ライト印グラフィー」の価格は9000円(税込)。
株式会社Sirusi
https://www.sirusi.jp/