2024年に行われた兵庫県知事選挙での街頭演説で、デマを発言、拡散したのは名誉毀損にあたるとして、奥谷謙一・兵庫県議が政治団体「NHKから国民を守る党」党首・立花孝志被告(現在・別事件で起訴、勾留中)と党を相手取り、損害賠償を求めた裁判の第1回口頭弁論が2月17日、神戸地裁で開かれた。

立花被告は出廷しなかった。

この日、奥谷県議が意見陳述し、「(立花被告の演説は)まったくの虚偽であり、事実無根のデマだった。その発言はまたたく間に拡散された。知事選での有権者の判断がゆがめられた可能性がある。投票行動にも影響した可能性がある。立花被告のデマによって、有権者の判断の前提が汚染されたとすれば、それは民主主義の根幹を揺るがす。言論の自由は無制限ではなく、事実に基づかない虚偽の言説で、他者の社会的評価を破壊する自由まで保証されているわけではない。また、なぜこのような悪質なデマが生まれたのか、その真相を明らかにしたい。この裁判は、私自身の名誉回復にとどまるものではない」などと訴えた。


一方、立花被告は請求の棄却を求める答弁書を、17日までに神戸地裁へ提出。


閉廷後、奥谷県議は「何が本当かわからず、反論することも困難な嘘を有権者が信じてしまい、知事選の投票結果に影響を及ぼした。『デマを言った者勝ち』では、将来の選挙制度が崩壊しかねない」と危惧した。次回は4月15日。





