神戸の中華街・南京町で28日、新型コロナウイルス感染症の終息を願い「終息祈願祭」が開催される。
兵庫県は21日に「緊急事態宣言」の対象区域から解除されたが、南京町で営業を再開している店舗は休日でも約半数にとどまっており、商店街全体としての再開は6月以降となる見込みだ。
28日開催される「新型コロナウイルス終息祈願祭」は、これまで「春節」や「中秋節」でも安全祈願の祈祷を担ってきた宝珠寺(神戸市中央区)の住職を中心に16名の僧侶が読経を行う。入場制限などは設けず、来場客へは各店舗などに設置されたアルコールでの手指消毒など、感染対策を呼びかける。
終息祈願祭は28日午前10時30分から、南京町中央の「南京町広場」で開催される予定。雨天決行。
南京町商店街振興組合の曹英生理事長は「第2波の流行が起きないよう、新型コロナウイルスの終息宣言に向けて祈願したい」と話す。