台湾がもっと身近に! 神戸・桃園、1日から文化施設を相互無料開放 6月にはチャーター便増も

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 神戸市と台湾の桃園市は、市民レベルでの文化交流を深めようと、指定文化施設の入場料を相互に無料とするキャンペーンを4月1日から開始した。神戸観光局と桃園市政府観光旅遊局が共同で実施するもので、期間は2027年3月31日までの1年間。神戸空港の国際化を契機に、観光と文化の双方向交流を一層促進するねらいだ。

桃園市内の様子

 対象となるのは、神戸市民向けに桃園市内の「桃園市児童美術館」と「横山書法芸術館」、桃園市民向けに神戸市内の異人館「萌黄の館」と「風見鶏の館」。期間中は、それぞれの市民が身分証明書を提示することで無料入場できる。

 桃園市児童美術館は、日本の建築家・山本理顕さんが設計した施設で、遊びながら芸術に親しめる台湾初の子ども向け美術館。一方、横山書法芸術館は書道芸術に特化した公立施設で、建築と自然景観の調和が評価され、国際的な賞も受けている。神戸側では、明治期の異人館文化を今に伝える萌黄の館や、ドイツ様式の意匠が特徴的な風見鶏の館が対象となる。いずれも国の重要文化財。

桃園市児童美術館(桃園市)
橫山書法芸術館(桃園市)
萌黄の館(神戸市)
風見鶏の館(神戸市)

 両都市は2023年に観光交流促進の覚書(MOU)を締結して以降、イベント出展やスポーツ交流などを通じて関係を強化してきた。2025年には神戸空港の国際化に伴い、台湾の玄関口である桃園国際空港との間でチャーター便が就航。人的往来の拡大が続く中、今回の取り組みはさらなる観光誘客につながりそうだ。

 また6月には、桃園国際空港との国際チャーター便が期間限定で増便される。スターラックス航空は6月1日から29日までの月・水・金曜に運航し、台北(桃園)発8時5分、神戸着11時45分、復路は神戸発12時45分、台北着14時45分のダイヤを組む。現在の日・火・木・土曜に加えての便になるため、期間中は毎日1往復となる。エバー航空は6月15日から30日まで毎日運航し、台北発14時20分、神戸着18時、復路は神戸発19時、台北着20時55分。

桃園市の夜景

 神戸観光局の担当者は「神戸・桃園空港の直行便を利用して、神戸の歴史ある異人館を、桃園市の先鋭的な美術館・芸術館を、それぞれの市民に訪れてほしい。相互の文化を知り、体験するきっかけとなることを願っています」と話した。

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