「音楽」と「アート」で障がい者を支援 神戸のNPOが描く未来とは? 理事長に聞く

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 音楽やアートといった表現活動によって、障がいのある人たちを支援している団体が神戸市にあります。団体を立ち上げたきっかけや活動について、NPO法人Birth神戸の理事長・萩原護さんに話を聞きました

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 障がいを持つ人達が、「表現する・はたらく・相談する」ための活動拠点として設立された同団体。立ち上げのきっかけは神戸での震災が関係しているとか。

「1995年、音楽スタジオでアルバイトをしながらロックバンドに明け暮れていた当時、阪神・淡路大震災でアルバイト先が潰れました。その時、全国から集まって炊き出しを行っているボランティアのテレビ映像を見て衝撃を受け、被災者のためのボランティア活動を始めました」(萩原さん)

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 その後、震災ボランティアとして障がい者作業所に就職。約20年間、障害者の就労支援に携わっているそう。その中で、障害を持つ人達が「音楽」と「アート」の表現活動に取り組む団体を立ち上げました。

「あるとき、一般就労に送り出したハンデキャップのある友人たちが身体的にも肉体的にも疲弊して作業所に帰ってくる姿を見たんです。そこから『もっと根源的な活動が必要なんじゃないか?』と感じるようになりました。その中の一人が、漫画を描く才能を持っていたので『アート』をすることにしたんです」(萩原さん)

 活動手法のひとつである音楽については、「趣味でロックバンド活動を続ける中で、福祉施設などに呼ばれてライブをするととても喜んでくれる。そんな姿を見て、『生きにくさを抱えた人達と社会をつなぐ入口やツールになるんじゃないか?』と思い至った」と萩原さんは述べました。

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(取材・文=迫田ヒロミ)

※ラジオ関西『Clip』2026年3月25日放送回より

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