2026年5月で引退が決まっているクルーズ客船「にっぽん丸」のお見送りイベントが、6日、神戸ポートターミナルで開かれた。神戸に入港するのはこの日を含め残り2回。多くの人がその雄姿を目に焼き付けた。

にっぽん丸は、商船三井が運航する日本を代表する客船。三菱重工業神戸造船所で建造され、1990年に神戸で就航した。以来35年で延べ60万人がクルーズを楽しんだ。神戸を発着、寄港するクルーズも多く、神戸市民にも親しまれてきた。全長166.6メートル、全幅24.0メートル、総トン数は22,472トン。客室は190あり、定員は最大422人。にっぽん丸として3代目で、日本のクルーズ船の中で一番小さい。5月10日での引退が決まっており、4月からは日本一周などの「引退クルーズ」で各地を巡っている。

今回は神戸を出港し、九州、韓国の済州島へ。松山から瀬戸内海を通って神戸に帰港する6日間の旅となる。
16時30分、岸壁を離れたにっぽん丸に多くの人が「安全な航海を」の意味を持つ国際信号旗を振ると、これに応えるように、乗客から「行ってきます」との声があがった。


また、神戸市消防艇が歓送放水を行、にっぽん丸の航海の無事を祈った。
にっぽん丸は、12日(日)10時30分に神戸に「最後の入港」の予定。そして、同日の18時30分、名古屋に向けて出航。これが「神戸からの最後の出航」となる。12日も17時45分から最終航海出港セレモニーが行われる予定。







