バサラ兵庫、関西リーグ開幕戦で白星発進 今季も主将担うGK清水「後ろから見ていても心強かった」

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 関西サッカーリーグの新シーズン(「2026/27 第61回 The KSL アストエンジ 関西サッカーリーグ」)が11日から開幕した。同1部(Division1)で初優勝を狙うFC BASARA HYOGO(バサラ兵庫)は12日に、ホームの三木総合防災公園陸上競技場(兵庫県三木市)で滋賀の守山侍2000と対戦し、3-1で下して白星発進した。

前半アディショナルタイム、追加点を挙げ祝福の輪を作るバサラ兵庫の選手たちと、駆け寄るGK清水圭介選手(写真:北川信行)

 昨シーズンの2位と5位の対決は、バサラ兵庫が前半に2点を先制。前半30分、ゴール前の混戦から新加入FW高橋佳選手が押し込んで先制に成功すると、アディショナルタイムにはMF佐藤陽太選手が高めの位置に上がっていた相手GKの動きをよく見て、思い切りよくロングシュートを放ち、これがゴールに吸い込まれた。後半に入り、早々の6分にCKから失点を喫したものの、同38分には、途中出場した新加入FW熊谷誠也選手が左に流れながらゴールを決め、粘る相手を突き放した。

 バサラ兵庫の今シーズンを見ると、攻撃面では、昨シーズンのリーグ戦で得点ランキング2位の11得点を記録したエースFW松原大芽選手が、同じ兵庫県のライバル、Cento Cuori Harima(チェント・クオーリ・ハリマ)に移籍。元ヴィッセル神戸MF中坂勇哉選手も退団するなど、メンバーが入れ替わった。今は、高橋選手(飛鳥FC→)や熊谷選手(FC刈谷→)、FW大脇瑞城選手(ミネベアミツミFC→)らJFL経験を持つ新加入組らで“後釜候補”を試している状態だという。

 一方で、チームの守備を統率するのは、2季連続で主将を担うGK清水圭介選手だ。Jリーグ経験豊富な守護神は、守山侍2000戦でも安定感のあるプレーに加え、的確なコーチングも披露した。

「早く試合がしたかったので、ウズウズしながらプレシーズンを過ごしました」という37歳のベテランは「きょうは自分たちがやろうとしているところもたくさん出せましたし、チームとしてやらないといけないことを含めて、みんながのびのびとプレーしてくれました。後ろから見ていてもすごく心強かったですし、もっと精度を上げていきたい」と、新チームの戦いぶりに手応えを感じたようだった。

 バサラ兵庫は昨シーズンの関西1部で、優勝したアルテリーヴォ和歌山と同勝点ながら、得失点1差で2位に甘んじた。その経験を踏まえ、清水選手は「(昨年は)攻撃陣もそうだし、守備陣もそうですが、1点の重みに泣いたシーズンでした。ですので、大量得点できるときには大量得点し、無失点で抑えられるときには無失点で抑える。今季はそれに尽きると思います」と言葉に力を込める。

 その上で、「無失点の試合を毎試合やっていかないといけないというところで、きょうは失点してしまいましたが、最後に泣くのは自分たちなので、もっとこだわってやっていきたい」と自身に矢印を向けた。

バサラ兵庫のGK清水圭介選手(写真:北川信行)

 今シーズンの関西リーグは選手交代が7人まで可能で、ベンチ入りメンバーは最大21人(※昨季までは選手交代は5人、ベンチ入りメンバーは18人)。その新制度も、選手層の厚いバサラ兵庫に有利に働きそうだ。清水選手は「僕たちのチームは誰が出ても、ある程度同じレベルでできるというのが強みなので」と話す。

 バサラ兵庫は昨年、全国社会人サッカー選手権大会(全社)で準優勝し、JFL入りがかかった全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(地決)に出場。ただし、1次ラウンドでは2勝しながら得失点差で3位となり、決勝ラウンドに進めず、JFL昇格を逃した。同じ轍を踏まぬよう、まずはリーグ戦での頂点を目指す。

 なお、関西1部では、昨シーズン3位のチェント・クオーリ・ハリマが、同4位のAS.Laranja Kyotoに4-0で快勝し、同じく開幕戦で白星をあげている。

取材・文=北川信行

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