兵庫県にゆかりのある個人や団体を表彰する「井植文化賞」の今年の受賞者が決まった。
井植文化賞は、三洋電機の創業者・故井植歳男氏の遺志を受け継ぎ、地域文化の振興などを目的に設けられたもの。1973年度に始まり、現在は「文化芸術」「科学技術」「社会福祉」「地域活動」「報道出版」「国際交流」の6部門で、近年特にめざましい活動をした個人や団体を表彰している。
節目の50回目となる今回は、報道出版部門で「語り部 KOBE1995」(神戸市)が選ばれた。

同団体は、阪神・淡路大震災の10年後に発足。震災の記憶を伝える市民グループとして20年以上にわたって県内外で継続的な語り部活動に取り組み、震災30年の節目には手記と教材を出版。「語り」を防災に生かす実践的な記憶継承の取り組みが評価された。昨年・2025年の追悼式典で遺族代表として追悼の言葉を述べた長谷川元気さんが、同団体の代表をつとめている。

そのほか、文化芸術部門で「姫路市ヴァイオリン教室(姫路市立面白山児童センター)」、科学技術部門で神戸大学大学院理学研究科准教授の津田明彦さん、社会福祉部門で「被災地NGO協働センター」(神戸市兵庫区)、地域活動部門で「おいしい防災塾」(神戸市垂水区)、国際交流部門で「Oneself(ワンセルフ)」(神戸市兵庫区)が受賞した。
表彰式は10月3日に行われ、受賞者には賞状とともに副賞として個人には50万円、団体には100万円が贈られる。





