サッカー・J1のヴィッセル神戸に所属する元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが、5日、チーム練習後にメディアの合同インタビューに応じた。
そのなかでイニエスタは、今季の神戸の戦いを「浮き沈みのある戦いだった」と振り返るも、「自分が今季プレーできたときは、本当に楽しむことができた」と、J1で23試合出場6得点を記録している日本2シーズン目の今季は、1年目に比べて充実感が増したという。
そして、盟友で、現役引退を表明したダビド・ビジャについて、残りわずかとなった、試合でともにプレーする機会では、「彼のために、チームとして素晴らしい試合をしていきたい」という、イニエスタ。「特に天皇杯については、クラブにとっても歴史的なタイトルを取るチャンスが目の前にある」とクラブ初タイトル奪取へ気合いを込めるとともに、「彼(ビジャ)との最後の試合は、(2020年)1月1日の天皇杯決勝であり、そこでいいサッカーをして勝利を飾ることができれば、彼にとっても最高。彼と長く(プレーを)経験してきた自分にとっても、間接的にも素晴らしい経験になる」と、ビジャの有終の美に、日本最古の大会でのカップウイナーの称号を勝ち取ることを誓っていた。
イニエスタ擁する神戸は、7日に今季J1の最終節となる第34節で、ジュビロ磐田とホームのノエビアスタジアム神戸で対戦(キックオフは午後2時)。また、ベスト4に勝ち残っている天皇杯第99回全日本サッカー選手権大会では、21日の準決勝で、清水エスパルスと顔を合わせる(キックオフは午後2時5分)。決勝の舞台は2020年1月1日、新装された東京・国立競技場。