休業していた城崎温泉街(豊岡市)の旅館が、6月1日から営業を再開した。
城崎温泉では新型コロナウイルス感染拡大防止のため4月24日、76軒の旅館が4月27日~5月31日の休業。外湯は地域住民用に開く一部を除いて休館していた。
6月1日から約4割の30軒が営業を再開。また7つある外湯のうち工事中の1つを除き6つの施設でも全面的に営業を再開した。
城崎温泉観光協会は、外湯の人数を制限したり旅館での接客時間を減らしたりするなど、独自の対策ガイドラインを策定。ガイドラインでは外湯は定員数を減らして入場制限し、利用客には混雑状況を示観光協会のサイト「ゆめぱ」の活用を呼び掛ける。宿泊施設には予約時の決済を推進するなど、フロントでの対面の接客時間削減などを求めている。
また協会では集客に向けプロモーション映像を撮影。豊岡市の中貝市長や関係者らが「城崎温泉で会いましょう」の横断幕を掲げて大谿川に沿って飛行するドローンに手を振るなどしており、観光協会のホームページなどで公開する予定。