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フードバンク関西 コロナ禍で困窮する人の食を支援 クラウドファンディングも

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 経済的に困っている人を手助けするべく、食のセーフティーネットとして「まずは食べて!」と励ます団体があるのをご存知だろうか。

「まずは食べ物を届けて、次への希望をつないでほしい」という想いで運営されているNPOの「フードバンク関西」は、企業などから寄贈された食品を、福祉施設や団体に、無償で分配している。支援を必要とする人たちを支えるべく、まずはお腹を満たして明日への活力を取り戻してもらう活動だ。捨てられる食べ物も、食べ物に困る人も、どちらもゼロになる社会を目指している。

フードバンク関西ホームページより
フードバンク関西ホームページより引用

 そんなフードバンク関西が、コロナ禍の影響で経済的に困窮している人たちの支援もはじめている。「コロナ禍★緊急食支援」と題するこの取り組みは、職を失ってしまったり、パートの時間が減って収入も減少してしまったり、コロナの影響で明日の食べ物に困る人を対象に数日分の食料を無料で配送している。お米などの「食料パック」が、世帯の人数に応じて必要な量だけ配送される。1世帯につき1回限りだが、兵庫県在住で本当に困っている人であれば誰でも申し込みが可能だ。

 電話(078-855-7025)、またはホームページのメールフォーム(https://foodbankkansai.org/contact/)から申し込むことができる。受け付けはすでにはじまっており、6月30日まで。まずは食べることで明日への希望をつないでもらおう、という明るい支援策だ。

 フードバンク関西は、今後も持続的に食料支援を行えるようにクラウドファンディング「コロナ禍でもう食べ物がない!を救う『食料パック』の送料を支援」を開始。

コロナ禍でもう食べ物がない!を救う「食料パック」の送料を支援 - クラウドファンディング READYFOR (レディーフォー)
フードバンク関西 クラウドファンディングサイトより引用

 各家庭に分配する食料そのものは企業などの寄付によるものだが、配送料がボトルネックとなる。用意する「食料パック」は1人分でおよそ10㎏。1世帯で平均およそ1,500円の配送料がかかる。この課題を解決し、今すぐ必要な人に直接食べ物を届けるために、もっとも大きな経費のひとつである配送料をサポートする寄付を呼びかけているのだ。

 同取り組みは「第2弾」と銘打たれているが、第1弾では278世帯、およそ800人を支援した。予想以上に申し込みが多く、すぐに物資が尽きてしまったため、一時中断して改めて再会したのがこの「第2弾」である。

 クラウドファンディングの支援は1,000円、3,000円、5,000円、10,000円、30,000円の5つの金額から選べる。自分の財布とも相談しながら無理のない支援ができる仕組みだ。食料など品物のリターンはないが、お礼のメールが贈られるほか、支援したお金は寄付金控除等を利用することで税金の優遇措置を受けることができる。なお、寄付はクレジットカードまたは銀行振込での入金となる。


フードバンク関西 公式ホームページ
https://foodbankkansai.org/

フードバンク関西 クラウドファンディング
https://readyfor.jp/projects/foodbankkansaikoronasien

フードバンク関西 公式Facebook
https://www.facebook.com/foodbankkansai/

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