宝塚歌劇団宙組の星吹彩翔が、12月9日に放送されたラジオ番組『ビバ!タカラジェンヌ』(ラジオ関西)で、宝塚大劇場で公演中の宙組公演『El Japon -イスパニアのサムライ-』、『アクアヴィーテ!!~生命の水~』について、役にかける意気込みや公演の見どころなどを語った。
『El Japon -イスパニアのサムライ-』では、イスパニアの国王フェリペ3世を演じている星吹。今回が退団公演となるが、「最後に国王という位の高い役をいただいて嬉しい。出番は少ないが、真ん中でお芝居させていただく機会も多く、どーんと構えていないといけない役なので、毎日集中し、自分は国王だと思って存在感や責任感を表現できるように日々追求している」と、重要な役に挑む姿勢を覗かせた。
番組パーソナリティーの小山乃里子から「公演の一番の見どころは?」と聞かれると、「ゆりかさん(真風涼帆)の最後の殺陣のシーン」を挙げ、「大人数を相手に斬って、突いて、すごく格好良い。見応えがある」と紹介した。
ショーについては楽しくて、「体感5分というくらいあっという間に終わってしまう」と話した星吹。最後に大好きな黒燕尾を着て踊れることが幸せと言い、「振り付けが男役らしくて型にハマった踊りなので、男役の美学を最後まで追求したい」と、飽くなき探究心を見せた。
宙組宝塚劇場公演は12月15日まで。東京公演は来年(2020年)1月3日から、お正月公演として上演される。