今年10月に開催が予定されていた「第50回みなとこうべ海上花火大会」の開催中止が関係者の話で明らかとなった。
開催中止の理由としては、新型コロナウイルスのクラスター感染のリスクを避けられないことが挙げられるほか、厳しい経済状況のなかで、経費の5割以上を占める企業協賛の確保が難しいという。
「みなとこうべ海上花火大会」は、神戸の夏の風物詩として多くの市民に愛されており、例年30万人を超える来場客が集まっている。
今夏は7月に開幕予定だった「東京オリンピック・パラリンピック2020」の開催に伴い、10月31日に時期をずらして開催されることになっていた。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、多くの来場者が見込まれる「みなとこうべ海上花火大会」の開催は難しく、苦渋の決断に至った。
また例年、同大会と同時期に開催されている「なにわ淀川花火大会(=大阪市)」でも、開催中止が決まっている。