二階堂ふみのライバル役で好演の小南満佑子、柴咲コウの女優オーラに驚愕 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

二階堂ふみのライバル役で好演の小南満佑子、柴咲コウの女優オーラに驚愕

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 朝の連続テレビ小説『エール』でヒロインのライバルを好演した俳優・小南満佑子が、4日、ラジオ番組に出演し、ドラマでのエピソードを語った。

小南満佑子
ラジオ関西『ハッスル!』にゲスト出演した小南満佑子(中央)。パーソナリティーの羽川英樹(右)、大森くみこ(左)とともに(写真:ラジオ関西)

 東京音楽大学在学中から数多くのミュージカルで活躍してきた小南だが、テレビドラマは『エール』がなんと初めて。「今回、『こんなお話がきているよ』とお声がけいただいて、まさか決まるとは本当に思っていなくて……。『決まったよ』といわれたときには、本当にビックリしました」と、本人も驚きの抜擢だったよう。ヒロインの二階堂ふみや、柴咲コウをはじめ、そうそうたる役者陣との共演には、「本当に光栄です」と感慨もひとしおだったという。

『エール』は、昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而と妻の金子をモデルに、音楽とともに生きた夫婦の物語を描くドラマ。小南は、ヒロイン・音の音大時代のよきライバル、夏目千鶴子役として、32話から登場。ドラマ内でもミュージカルで培ってきた美声を響かせるなど、大いに存在感を発揮していた。「朝ドラでもそうですが、ドラマのなかでオペラを歌うということが今までなかったので、歌わせていただける機会をいただいたのもすごい感謝です」(小南)。

 テレビカメラを通しての歌唱はもちろん初。「のびのびと歌わせてもらったという感じですが、カメラがたくさん目の前にあったなかで、オペラを歌うのは初めてのことだったので、結構緊張しました」という小南。舞台を中心にやってきたこともあり、「声をはることが当たり前になっていた」なか、最初、会話のテンポや音量には気を遣ったようで、「ナチュラルにしゃべるのは難しい」と、初ドラマでの苦労を述べていた。

 このドラマ『エール』では、小南や山崎育三郎といったもともとミュージカルを主戦場とする俳優陣だけでなく、二階堂ふみや柴咲コウらも吹き替えなしでその歌声を披露している。「声楽は特殊なので、すごく難しいですが、女優さんの二階堂さんも柴咲さんも、毎日練習なさって、休憩時間の合い間もずっと発声練習をなさっている。すごいストイックな姿勢を、間近で見させてもらっています」と、小南は二階堂らのひたむきな姿勢に、背筋を伸ばす。それとともに、「目の前でお芝居を拝見して、すごい勉強になっている」と、貴重な共演の機会で多くの学びを得ているようだ。

 ちなみに、ラジオ番組のなかで、「誰に会えて一番うれしかった?」との問いには、「柴咲コウさんに初めてお会いしたときは、『わっ、すごい! これが女優さんか!』と思うオーラを感じました。お着物姿もおきれいですし、『レッドカーペット見えてくるわ~』という感じでした」と、大女優の雰囲気に圧倒されたとのことだ。

『エール』では、チーフ演出を担当する吉田輝幸さんのもと、初ドラマでも違和感なく臨めたという小南。「(吉田さんは)とても優しい方。あまり細かいことはご指導なさらず、『ああいう感じ、こういう感じで、じゃあやってみましょうか』みたいな、すごい相談してくださいますし、『ここどう? やりにくくない?』とか、いろいろコミュニケーションを重ねてくださるので、すごくのびのびと、温かい現場でした」と、撮影現場の雰囲気のよさも、好演につながったといえよう。

 今後の『エール』出演については、「もう、ちょこちょこかな。チェックしてください!」と呼びかけていた小南。「今まで舞台を中心にやってきたので、ドラマや映像の世界にいけるとはまったく思ってもいなくて、縁遠いものだと思っていました。朝ドラのお話をいただいて、出演させてもらって、(これをきっかけに)もっと幅広く活躍したいなと思います」と、これからの映像作品への出演にも意欲を見せていた。

※ラジオ関西『羽川英樹ハッスル!』2020年6月4日放送回より

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