神戸で、戦後70年以上にわたって使われている「神戸ノート」に新たなラインナップが加わる。
新作の表紙デザインとして、神戸市立王子動物園のジャイアントパンダ・旦旦(タンタン)が選ばれた。ノートは6月17日頃から神戸市内の文房具店などの店頭に並んでいる。
神戸ノートは、長田区の関西ノート株式会社が戦後間もない頃、子どもたちに良質な文房具を安く提供しようと作り始めた学習帳。ヴィーナスブリッジからの眺望を表紙とする「算数帳」、ポートタワーが表紙の「百字練習帳」など教科や学年ごとにデザインが異なり、小学校の教科に合わせて21種類つくられている。
全国的には「ジャポニカ学習帳」が有名だが、神戸市の小学生は親・祖父母の時代から世代を超えて皆、神戸ノートを愛用している。
“地域限定ノート”だと知らず、全国どこでも使っていると認識している神戸っ子が多いという。
新作のノートは、5ミリ方眼タイプで3年生以上が算数などで使う。新商品が発売されるのはおよそ40年ぶり。表紙はタンタンの写真で、岩の上でくつろぐユルふわな表情が子どもたちに受けそうだ。裏表紙にはライオンの「ラオ」と「サクラ」の写真が採用されている。1冊180円(税別)で、6月17日頃から神戸市内の文具店やスーパーで購入できる。(SJ)
【神戸ノート新作】
商品名:方眼紙ノート
発売日(工場出荷日):2020年6月10日
定価:180円(税別)
販売場所:神戸市内の小売店等
関西ノート株式会社
http://www.kansai-note.com/