JA共済連兵庫が、新型コロナウイルス感染拡大防止と医療従事者の負担軽減・安全確保の強化のため、8台のサーモグラフィーカメラを兵庫県に寄贈した。また、6月22日(月)兵庫県立加古川医療センターで、寄贈にあたっての贈呈式が行われた。
兵庫県に贈られたのは、「体温測定サーモグラフィーカメラ」8セット(1000万円相当)。このカメラは、測定値が平均値からずれると音声で知らせるようになっているもの。病院の入口でスクリーニングを行うことで、発熱の疑いのある人を早期に発見し、精密検査のために隔離することが可能となっている。
贈呈式ではJA共済連兵庫(全国共済農業協同組合連合会兵庫県本部)運営委員会の市村幸太郎会長から兵庫県立加古川医療センター原田俊彦院長へ目録が、原田院長から市村会長へ知事感謝状が、それぞれ贈られた。贈呈式終了後は実際にサーモグラフィーカメラのデモンストレーションも行われた。
JA共済連の三森京介本部長は「新型コロナウイルス感染拡大防止の一助として地域の活性化の根底にある生活の安心安全のため、最前線で働いている医療従事者・関係者様のご負担を少しでも軽減できればと思い、今回寄贈するに至った」と寄贈への経緯が説明された。原田院長は「大切に使わせていただきます」と述べていた。
今回、寄贈された8台のカメラは、県立加古川医療センターのほか、県立尼崎総合医療センター、県立丹波医療センター、県立淡路医療センター、県立姫路循環器病センター、県立ひょうごこころの医療センター、神戸赤十字病院、姫路赤十字病院へ送られる。