女子バレーボールのトップカテゴリー、Vリーグ1部(V1)のヴィクトリーナ姫路応援番組『いいな117ヴィクトリーナ』(ラジオ関西)。かつてヴィクトリーナ姫路でプレーし、現在はフロントスタッフの一員でもある菅原未来がパーソナリティーとなり、ヴィクトリーナ姫路の魅力を発信している。6月22日放送回では、練習のようすのリポートを届けるとともに、バレーボールとヴィクトリーナ姫路をもっと深く知ってもらうためのコーナーもスタートした。
全体練習終了後も、自主練習に汗を流していた、ヴィクトリーナの選手たち。「長い間ボールを触ることができなかった分、感覚を取り戻すために悩みながら練習をしていたり、体力を戻すために体育館の周りを走っていたり、トレーニングをしている人もいました。久しぶりに姫路の体育館での練習なので、みんなキラキラといい笑顔で取り組んでいました」と、菅原はチームが練習に励んでいる様子を伝えていた。
また、この放送回から、ポジションの役割やルール、選手の特長について解説していくコーナーが始動。初回は、2020-21シーズンの新キャプテン・貞包里穂選手のポジションであるアウトサイドヒッターを紹介した。
アウトサイドヒッターとは、バレーボールにおいて、主に左右両サイドからスパイクを打つ選手のことを指す。セッターの対角線上のライト側に配置されることが多いポジションを「オポジット」と呼ぶが、アウトサイドヒッターはレフト側からの攻撃を担当する2人の対角ポジションに入る選手を示すことが多い。
アウトサイドヒッターは昔、ウィングスパイカーと呼ばれていた。かつてはライトやレフトと言われていたポジションで、主に攻撃を担当する選手を示していた。
ヴィクトリーナ姫路では、新キャプテンである貞包選手以外にも、金杉由香選手、田中咲希選手、松本愛希穂選手がアウトサイドヒッターを担当している。同じポジションであっても、選手一人ひとりに特徴がある。
貞包選手は、バレー界の中でも小柄な体格を活かし、スピード感とどんなコースにも打てる技術がある。また、力強いスパイクだけでなく、相手のブロックを利用して決めることができる、とても器用な選手。ミスが少なく安定しており、サーブレシーブもできるオールラウンダータイプだ。
田中選手はサウスポーでオポジットの選手。小柄ながらジャンプ力があり、スイングスピードがとても速い。パンチの効いた切れのあるスパイクを打つことができる。その迫力あるスパイクは、「ボールを打つ音が違う風に聞こえる」と菅原。ぜひ試合のときに確認してほしい。