天皇杯JFA第99回全日本サッカー選手権大会は1日、決勝戦が行われ、ヴィッセル神戸が鹿島アントラーズに2-0と勝利し、初優勝を決めた。阪神・淡路大震災の発生した1995年に始動した神戸は、クラブ創設25周年となる2020年の元日に悲願の初タイトルを獲得した。
アンドレス・イニエスタやルーカス・ポドルスキらが先発に名を連ね、この試合が現役最後の一戦となるダビド・ビジャがベンチスタートとなった、神戸。前半18分、左サイドからチャンスを作り、ポドルスキのシュートのこぼれ球を、この試合で先発に抜擢された藤本憲明がプレス、相手のオウンゴールを誘って先制した。さらに、38分、西大伍の右クロスが相手DFに当たってこぼれたところを見逃さずに藤本がゴールを決めた。後半は相手の反撃に耐える時間も長かったが、集中した守備で鹿島にゴールを許さず。アディショナルタイムにはビジャも登場。現役最後の試合で有終の美を飾った。
天皇杯サッカー決勝、ヴィッセル神戸が初優勝! 阪神・淡路大震災から25年の元日に悲願達成
2020/01/01