「甲子園球場は西宮市の財産」 石井登志郎市長が3年目の決意 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「甲子園球場は西宮市の財産」 石井登志郎市長が3年目の決意

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 西宮市の石井登志郎市長が、ラジオ関西(=兵庫県神戸市)のインタビューに応じ、2020年の市政や、自身の抱負について語った。

石井登志郎・西宮市長(西宮市役所 写真:ラジオ関西)
石井登志郎・西宮市長(西宮市役所 写真:ラジオ関西)

――新しい年が明けました。もうすぐ成人式です。

今年の西宮市の成人式は、甲子園球場をお借りして行います。私もとっても楽しみですし、新成人の方、市民の方にも期待をしていただいています。(当日は)ちょっと寒いんじゃないかという予想もありますが、私の挨拶は短くしますので、大丈夫です(笑)。

――2020年。いよいよ東京オリンピック・パラリンピックイヤーです。

その甲子園球場に、5月25日、聖火がやってきます。甲子園球場は西宮の大きな財産です。甲子園球場を通じて西宮をアピールし、そして市民にとっても、甲子園球場を通じて西宮を感じてもらう。さらに、スポーツ・運動を通じて、市民が、“全世代が”より元気になる、そんなきっかけの1年にしたいなと思っています。

――子どもたちも夢を見る1年となることでしょう。(今の)子どもたちの健康や体力についてはどうみられていますか。

 これは重要です。実は、私たちが子供だった頃と比べると、走る力や投げる力など、子どもの体力は毎年落ちていっているんですね。西宮の子どもたちも例外でなく、やはり体力の低下は心配されます。そうしたなか、市としても問題意識を持っています。学校だけでなく、子どもたちの遊ぶ環境、体を動かす環境を作っていかないといけません。同時に、そうした機会を提供していくような、機運を盛り上げていかないと、と思っています。

――それは子どもたちだけでなく、高齢者の方にも言えることでしょうか。

 これも重要ですよね。とにかく、体を動かし、お出かけをする、運動をする。そうすることで、いわゆる“健康寿命”も長くなります。健康寿命が長くなると、財政面にもいい影響がありますし、そもそも、お一人おひとりが、健康で文化的な生活を送るには、元気じゃなきゃしょうがないですよね。そのために、市政としても、歩く、運動していただく、健康チェックをする、そういったものに、インセンティブ(=誘因)が働くような仕組みも導入していきたいと思っています。

――市長ご自身も、運動や健康には気をつかわれていますか?

 気を遣ってはいるんですが、忙しくなったりすると、気づけば数週間、運動をしていないということもあります。しかし、ちょっと時間ができて30分走るとすっきりしますね。自分自身の健康づくりも大切だな、と考えています。

――2020年、様々な政策も前に進めますね。

 そうですね。大きな公共事業的プロジェクトもどんどん形になりつつあります。すでに、市役所の前の第二庁舎も建設中で、2021年の3月には完成予定です。それから、県と市の統合病院。これについても今、パブリックコメントをかけていますが、規模や場所など、大方の基本計画を市民の皆さんにお見せできる段階になっています。また、JR西宮駅南西の中央卸売市場も再開発をしていくということで、大きく前へ進みます。

――一歩一歩、西宮は未来へ着実に歩んでいますね。

 今日はスポーツの文脈で話をしていますが、中央運動公園、中央体育館、これらの建て替えについても、議会の議決をいただきました。体育館は2024年、トラック&フィールドは2026年と、完成が見えてきましたから、これを機に「よし、体を動かそう」と、市民の方に思ってもらうきっかけにもなればと思います。

――今年、石井市長は3年目の任期に入ります。

 その通り。春で丸2年、任期を折り返すことになります。ある意味、この3年目は“勝負の年”で、1年目や2年目ならば、「慣れるのに時間がかかるでしょう」となっていたのが、3年目ともなると、「まだ慣れていないのか」となりますから。市民の皆さんから見て、「石井さんが市長になって、こう良くなったよね!」と、目に見える成果として表す、そんな1年にしなきゃいけないと思っています。

――改めて、今年の抱負をお聞かせください。

 皆さんが、西宮がよくなったことを感じてもらえる、私自身も、心も体も健康で、エネルギッシュな仕事ができる、そんな1年にしたいです。

――今年もよろしくお願いいたします。

 はい、よろしくお願いします。

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