日本プロバスケットボールリーグ(Bリーグ)2部の西宮ストークスは14日、Bリーグ発足後は西宮ストークス一筋で4シーズンプレーしたドゥレイロン・バーンズ(35・SG/SF)のアースフレンズ東京Zへの移籍を発表した。いぶし銀の活躍でファンから高い人気を得た背番号2がチームを去る。
5月末をもって契約満了となっていたバーンズは、2016年に西宮に入団しチームの中心選手としてプレー。Bリーグ発足初年度にチームをB2制覇、B1昇格に導いた。勝負どころでの得点力や3Pシュートの精度の高さ、バランサーとしての役どころなどでチームを支え続け、昨季(2019-20シーズン)のB2リーグ戦では39試合に先発出場。平均得点は11.0、3Pシュート成功率32.2パーセントなどの数字を残した。
バーンズは、東京Zの広報を通じ、「東京は日本の中でも大好きな場所の一つ。怪我なく素晴らしいシーズンとなることを楽しみにしている」と新天地での活躍を誓った。
また、西宮は同日、ブンデスリーガ(ドイツ)のBG Goettingen(ゲッティンゲン)に所属していたアレクサンダー・ルオフ(33)との契約を発表した。背番号は7に決定、外国籍選手の補強としては第1号の契約となる。
ルオフは5番(センター)以外をプレーできるオールラウンダー。ウエストバージニア大学(アメリカ)を卒業後、ベルギーやスペイン、フィンランドなどの欧州でキャリアを積み上げ、昨季はドイツ・ブンデスリーガでプレー。同リーグは新型コロナウイルスの影響で中断したものの、全13試合に出場。1試合平均10.9得点、3Pシュート平均41.4パーセントを記録した。
ルオフはクラブを通じて「ストークスに加入し、コート上で西宮市の象徴としてプレーできることにとても興奮している。自分の持てる情熱、強度、経験をチームに注ぎたいと思います」と抱負を述べた。また、同チームの渡瀬吾郎社長は、「サイズは198cm(98kg)ですが、シュート力はもちろんのこと、バスケIQが高く、ドリブルからアシストも決めることができるので、ゲームメーカーとしても期待しています。まわりの選手のスタッツやチームのレベルアップにも貢献してくれると思う」と期待を寄せている。