イニエスタ、天皇杯優勝は「次に進む第一歩」 神戸市の祝勝セレモニーで新シーズンへの抱負語る | ラジトピ ラジオ関西トピックス

イニエスタ、天皇杯優勝は「次に進む第一歩」 神戸市の祝勝セレモニーで新シーズンへの抱負語る

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 元日の天皇杯JFA第99回全日本サッカー選手権大会決勝で勝利し、悲願の初タイトルを獲得したサッカー・J1のヴィッセル神戸。その偉業を祝おうと、4日、神戸市主催のヴィッセル神戸天皇杯祝勝セレモニー「We are NO.1!」が、神戸市中央区の神戸ハーバーランドスペースシアターで行われた。イベントにはキャプテンのアンドレス・イニエスタや山口蛍、酒井高徳といったチームの主軸が選手を代表して登場。トルステン・フィンク監督、三浦淳寛スポーツダイレクター、立花陽三代表取締役社長とともに、多くの神戸市民やサポーターから祝福を受けるとともに、間もなく始まる2020シーズンへの思いを新たにしていた。

集合
天皇杯のカップを掲げるイニエスタ。山口蛍や酒井高徳、神戸市の久元喜造市長らが「ナンバー1」を示し、サポーターと写真に収まる(写真:ラジオ関西)

 セレモニーで挨拶したイニエスタは「昨シーズンは本当にいい形で終えられることができました。(天皇杯優勝で)神戸の皆さん、サポーターの皆さんを喜ばせることができて本当によかったですし、このタイトルは次に進む第一歩ととらえたい」とコメント。「今シーズン、また難しい戦いが待っていますが、チームとしてすべてを出し切り、毎試合戦って、またシーズンの終わりに皆さんと、これ以上のタイトル獲得を一緒に祝うことができればなと思います」とタイトル獲得を誓うとともに、「シーズンのなかでは難しいときが必ずやってきます。そういうときこそ、ファンの皆さんには、今までやっていただいたように、応援を続けてほしいと願います」とサポーターに呼びかけていた。

イニエスタ
天皇杯を持ち、サポーターに挨拶するイニエスタ(写真:ラジオ関西)

 また、昨シーズンのJ1で全試合フル出場を果たしてチームに貢献した山口は、「優勝して、こうやって皆さんの前で報告できることをすごくうれしく思います。ただ、これで終わりではなく、これが次への一歩になるように、まだまだタイトルをたくさん取りたいですし、来年もまたこうやって皆さんに報告できるように頑張りたい」と意気込みを語っていた。

ほたる
サポーターに新シーズンへの意気込みを述べる山口蛍(写真:ラジオ関西)

 さらに、昨夏から加入しチームの大きな力となった酒井は「優勝したことをすごくいろいろな方から祝っていただき、選手としてもすごくうれしく思います。自身としても、初タイトルということで、神戸と一緒に『初(タイトル)』という言葉を共有できることを、個人的にすごくうれしく思っています」と心境を述べたうえで、「今シーズン苦しい戦いがすごく待っていると思いますので、何かを成し遂げるためにはいろんな犠牲を払わなければいけないと思いますが、チームとして厳しいトレーニングの期間を過ごして、実りあるシーズンにして、1つでも多くのタイトルが取れるように、僕自身もチームとしても頑張っていきたいと思いますので、今シーズンも応援よろしくお願いします」と、気合いを込めた。

ごうとく
サポーターへ新シーズンへの意気込みを述べる酒井高徳(写真:ラジオ関西)

 昨夏から指揮をとり、チームを立て直して天皇杯優勝に導いたフィンク監督は、「私たちがこの(天皇杯)タイトル獲得を本当に願ったから、そして、皆さんの力があったから、このタイトルを取れたのだと思います。ここに集まった皆さん、私たちのことを表彰してくださった市長をはじめとする神戸市の皆さん、本当にありがとうございます。また新たなタイトルを神戸にもたらしたい」と述べ、さらなる躍進へ、前を向いていた。

フィンク
さらなる飛躍を誓った、ヴィッセル神戸のトルステン・フィンク監督(写真:ラジオ関西)
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