自分の命の価値が、他人に判断されたらあなたはどう思うだろうか。社会にとって必要ないと判断されると殺される社会がおとずれるかもしれない。それも、人工知能の手によって……。
ここからはOSシネマズ神戸ハーバーランド、TOHOシネマズ西宮OSなどで大ヒット公開中の映画『AI崩壊』を紹介する。
舞台は今から10年後、2030年の日本。働ける人間は国民の50パーセント、未来を担う子どもは10パーセント未満、残り40パーセントは老人と生活保護者。そのような状況で、崩壊寸前といえるような日本を支えるのが、人工知能。AIはもはや国民の生活にとっては欠かせないライフラインとなっていた。
ところが、その便利なテクノロジーが突如として暴走する。
年齢、年収、家族構成、病歴、犯罪歴などの様々な個人情報データをもとに、AIが人間の生きる価値を選別するようになってしまった。選別の結果、「不要」と判断された人間は、AIの手で殺されてしまう。
そして、暴走してしまったAIの開発者である科学者の桐生浩介(演・大沢たかお)は、テロリスト扱いされてしまう。絶体絶命の状況だが、桐生は警察の捜査網を必死でくぐりぬけながら、AIの暴走を止めようと奮闘する。
日本のため、そして亡き妻との娘のために命を懸ける男の逃亡劇だ。
この映画の監督を務めるのは、『ビジランテ』、『ギャングース』など数々の作品を手掛けてきた入江悠。
1月31日から公開されている映画『AI崩壊』は、公開1週目から週間動員ランキング1位を獲得。いま、注目の作品だ。今回、主人公の桐生浩介を演じる大沢たかお、監督の入江悠に、作品の見どころなど、独占インタビューした。