「兵庫のり」の魅力を小学3年生がラジオCMで伝えるまで ~ハプニングだらけも、終始楽しめた収録~ | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「兵庫のり」の魅力を小学3年生がラジオCMで伝えるまで ~ハプニングだらけも、終始楽しめた収録~

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 地元・明石で獲れるノリの美味しさをラジオCMで広く伝えようと、神戸大学附属小学校(明石市)の3年生が、ノリの特徴や加工工程を調べる学習を続けている。ラジオ関西の『時間です!林編集長』(月~木、午後3時~)はこの取り組みに密着取材し、特集コーナーを設けて学習の経過を伝え続けている。

 児童たちは教室での学習のほか、生産者である漁師、加工場や流通センターの担当者から直接話を聞き、現場の様子を知るため工場に見学に行くなど、何週間にもわたって学びを進めてきた。さぁ、いよいよ、60秒のCM作りだ。

原稿執筆中の児童の様子(写真:ラジオ関西)
原稿執筆中の児童の様子(写真:ラジオ関西)

 児童たちに手渡されたのは400字詰め原稿用紙1枚。だいたい300字ぐらいになるよう文章をまとめていく。途中にチャイムの音や、ノリの「パリッ」という効果音を入れるのも自由。どこに何の音を入れてもいい。センスが問われるところだ。しかし、大切なのは何といっても文章。「一番アピールしたい点は何か」や「伝えるべき兵庫のりの魅力は何だろう、一言で表すと……?」など、文章量と時間との調節も難しく、悩む児童たち。班ごとの話し合いは授業時間中ずっと続いた。こうして完成した原稿は、どの班も鉛筆で真っ黒に染まっていた。懸命に取り組んだ証だ。

 次の授業で行われたCM録音は、ハプニングの連続だった。「5、4、3、2……」と先生がカウントする。「……あはは!」と、第一声が出ず、思わず笑ってしまう児童たち。効果音を入れ忘れたり、タイミングが合わなかったり、タイミングが合ったと思えば文章をかんでしまったり。たった一文でも、改まって読むのは難しいし、恥ずかしい。原稿を追っているはずなのに、自分のパートを見失ってしまうこともあった。

「もっとわくわく感をだしてよ」と、緊張で固くなっている児童に、先生から指示が飛ぶことも。シーンとした教室で、児童の声が響く。はっきりくっきり、自信のある堂々とした声。時には少し不安そうな声も。緊張の瞬間だが、皆、終始楽しそうだった。

効果音を流すための機材。児童が自分で操作して収録した(写真:ラジオ関西)
効果音を流すための機材。児童が自分で操作して収録した(写真:ラジオ関西)

 完成したCMは18本。このなかから、ラジオCMとしてよくできている作品が、後日、『時間です!林編集長』番組内でオンエアされる予定だ。一生懸命取り組んできた児童たちの集大成。これは聴き逃がせない。(リポート=ラジオ関西アナウンサー・津田明日香)

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時間です!林編集長 | ラジオ関西 | 2020/02/18/火 15:00-16:00

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