【連載】兵庫五国 お城と桜の旅(2)姫路城 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

【連載】兵庫五国 お城と桜の旅(2)姫路城

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 桜の季節が駆け足でやってきた。ソメイヨシノの開花を待つ名城を兵庫五国から1つずつ取り上げて花の見どころ・城の味わいを、連載としてお伝えする。2回目は姫路城だ。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 日本を代表する城、姫路城。1931(昭和6)年に国宝に指定され、1993(平成5)年には世界文化遺産に登録されました。奈良の法隆寺地域の仏教建造物とともに日本での登録第1号となりました。

姫路城
姫路城 ※写真は過去のもの(写真提供:姫路市)

 姫路城というと「美しい」の一言につきます。その姿とひとめ見ようと国内をはじめ海外からも多くの人が訪れます。美しさにさらに色を添えるのが桜です。日本の桜の名所100選にも選ばれていて、春になるとお城とその周辺のおよそ1700本のソメイヨシノなどが咲き誇ります。白いお城とピンクの桜の競演はどこからみてもため息が漏れそうです。その中でもおすすめの絶景ポイントについて、地元の人に聞きました。

 まずは姫路城管理事務所の方。おすすめは、「護国神社の裏手、城見台公園と動物園の間あたり」。お堀越しに桜とお城を望めます(……「うちの管理区域ではないのですが」と笑いながら教えてくれました)。

 次に、兵庫県立歴史博物館の学芸員は、「三の丸広場、大天守の前のほか、姫山公園もきれいですよ」とのこと。「シロトピア記念公園にも桜並木があり、比較的人は少ないですよ」と話してくれました。

姫路城 ※写真は過去のもの(写真提供:姫路市)
姫路城 ※写真は過去のもの(写真提供:姫路市)

 そして、お堀からも桜を楽しむことができます。しかも「和船」で。姫路城では城主が船遊びをしたという記録があり、城主の気分が味わえます。ただ船を浮かべるというだけではなく、和船を作る技術や後継者の育成も図ろうと始まったプロジェクトで、16人乗りの2艘の船が、春と秋の期間限定でお堀をめぐります。今年春の運航は3月20日の『春分の日』からと決まりました。5月10日までは毎日、そのあと6月末までは週末に運航する予定です。その中での桜のおすすめスポットは……動物園の東側。お堀を曲がったところに広がる桜とお城の姿は、だれもが感嘆の声を上げるといいます。

姫路藩和船文化協議会
姫路城と桜を和船で楽しむ ※写真は過去のもの
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