国指定の史跡・篠山城跡とその周囲に配された旧武家町と旧商家町からなる東西1500メートル南北600メートルの地区は、2004年国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。近世の城下町の基本的な構造のほか、武家屋敷や近世から近代にかけて建てられた町家や寺院など、城下町の要素を今なお残していることが評価されました。歩いていると、ふとタイムスリップしたかのような感覚に陥ります。
丹波篠山では、現在およそ100種類の桜を見ることができると言います。丹波篠山市は、市内の桜の名所およそ30カ所を紹介した「丹波篠山ロマン街道 さくら街道マップ」を作りました。お城と桜、そして城下町とともに、少し足を伸ばして、桜を追う旅もいいかもしれません。
丹波篠山市役所への問い合わせは、電話079-552-1111。また、篠山城大書院(史跡篠山城跡二の丸内)への入館時間は午前9時から午後5時(受付は午後4時30分まで)で、休館日は毎週月曜(祝祭日の場合は翌日が休館)と年末年始。入館料は400円。