三菱電機社員パワハラ自殺、上司の教育担当者を不起訴に 神戸地検

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三菱電機の20代の男性新入社員が2019年8月に自殺し、兵庫県警が自殺教唆容疑で上司を書類送検した事件で、神戸地検が27日までにこの上司を不起訴処分としたことが捜査関係者などへの取材でわかった。

神戸地検
神戸地検は自殺教唆行為について「いつ、どこで、という明確な証拠が見い出せなかった」としている。

男性は技術職として2019年4月に入社。その後尼崎市内の生産技術センターで研修を受けていたが2019年8月23日に自殺。30代の男性教育担当者から「自殺しろ」「殺すからな」などと言われたと訴え、パワハラの存在をうかがわせる書き置きを残していた。
教育担当者は社内での調査に「死ねとは言っていないが、似たような言葉を言ったかもしれない」と説明、神戸地検の聴取に容疑を否認していた。

捜査関係者によると、自殺教唆行為について「いつ、どこで、という明確な証拠が見い出せなかった」としている。

三菱電機の技術職や研究職では2014年~2017年、長時間労働などが原因で男性社員5人が精神障害を患い相次いで労災認定され、このうち2人が自殺するなどしている。

男性の遺族の代理人弁護士は2019年12月、男性はパワハラで精神的に追い込まれたとして労災申請を行う考えを明らかにし、損害賠償請求訴訟の準備も進めるという。

 
 

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