大阪の医療機器・特殊素材メーカーが繰り返し使用可能なマスク型製品を開発 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

大阪の医療機器・特殊素材メーカーが繰り返し使用可能なマスク型製品を開発

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 製品概要は下記のとおり。

(1)石灰石を原材料とする独立気泡構造のウエットスーツ素材。
(2)全方位伸縮ゴム(自由自在にマスクの形状が変わる)により顔とマスクの隙間に浮遊物の侵入を防ぐ。
(3)平面状に加工され出荷されているが、製品の上下の凹凸を挿し込み部に挿入して完成。
(4)装着時に製品の内側にガーゼ、ペーパータオル、ティッシュ等を挟むことにより「マスク型」が完成。
(5)トップアスリート使用のウエットスーツ素材(厚さ2~3㎜・今回の商品は0.5㎜)製で使用感が抜群によい。
(6)簡単に手洗い可能、陰干しでも短時間に乾く。(合成ゴム特有のニオイが気になる場合フレグランス付洗剤で数回手洗いすると大幅に軽減)
(7)素材の耐久性は5年以上だが使用目安は1年間(使用環境による)
(8)6つの通気孔により日常の呼吸は充分だが、運動時使用などより多く空気を取り入れたい場合は自身でカッターやハサミ、型ぬきポンチで任意に孔を増やすことが可能。ラミネート加工によりホツレ・ヤブレが生じない。

●販売は同社ホームページのみで受付も、受注開始とともに殺到し一時中断に

「本当に必要な人に1枚でも多くマスクを届けること」を目的とするため、卸売りはなし。個人・法人・老人施設等から同社ホームページで受け付ける。申し込み、入金確認後から正式受付。4月1日(水)~5月15日(金)まで緊急事態対応月間として特別価格で販売する。上記期間内は簡易包装で出荷する。一体型タイプ「ビオラ-1」は1枚1.650円(税抜き)を税込1.000円、二つ折タイプ「ビオラ-2」は1枚2.200円(税抜き)を税込1.500円となる。

 マスクは月産50万枚を目標に、日本は4月1日から。また、アメリカ・シンガポール・台湾を中心に、6月までに販売をスタートさせるとのこと。ただし、4月1日時点で、山本化学工業のホームページには注文が殺到しているとのこと。そのため、「ビオラ」シリーズの販売は一時中断し、増産体制が整い次第再開するという。

 会見の最後に、同社の山本富造社長は、2021年夏に延期が調整されている東京オリンピックの開催に向けて日本の全年齢層の人々とともに『新型コロナウイルス感染撲滅への協力』が一丸となって推進できる体制を進めていく企業決意と協力の要請を訴えた。アスリートのための競泳用水着のみならず、経済産業省・厚生労働省是認、健康増進機器認定メーカーでもある同社ならではの切なる願いでもある。

(写真:ラジオ関西)
マスク販売に関して語る山本化学工業の山本富造社長(写真:ラジオ関西)


山本化学工業株式会社ホームページ
http://www.yamamoto-bio.com/

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