「下を見るのをやめ、上を見る」高所作業を手掛ける神戸の企業 逆転の発想で成長 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「下を見るのをやめ、上を見る」高所作業を手掛ける神戸の企業 逆転の発想で成長

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 ラジオ関西の三上公也アナウンサーが、兵庫・神戸で活躍する企業やお店を訪ねる『こうべしんきん三上公也の企業訪問』(ラジオ関西『三上公也の朝は恋人』内、午前9時38分ごろ~)。4月7日の放送回では、高所作業などを行う株式会社システムリースA(本社:神戸市西区)を訪問し、代表取締役の栄喜俊夫さんに、会社を営む思いやエピソードなどを聞いた。

システムリースAの栄喜俊夫代表取締役と、ラジオ関西の三上公也アナウンサー
システムリースAの栄喜俊夫代表取締役と、ラジオ関西の三上公也アナウンサー ※写真撮影時にマスクを外していただきました

 LEDの更新工事・照明電気工事や、高所作業車でできる仕事をメインに、建築工事も手掛けるシステムリースA。「30(歳)になったら独立するぞ!」 との思いで1991年に起業した栄喜さんは、当初、レンタルマットの事業をしていたという。しかし、「商品価値が似たり寄ったりで、価格競争になってしまう。これでは競争で負けしまい、生き残れない」と危機感を抱き、新規事業開拓に着手。そこで目を付けたのが、高所作業。社内で『高いとこコワイ事業部』を立ち上げ、今に至る。

『高いとこコワイ事業部』とは、なんともユニークな名称の部署だが、これは高い所が非常に苦手という栄喜さんに通じるところがある。「自分が怖いと思っているからこそ、お客様も高い所が苦手な人が多い。ならばそういうのを請け負う事業をしよう」。その思いが、今となっては 「下を見ることをやめ、上を見る。逆転の発想ではあったものの、おかげさまで(お客様に)喜ばれる仕事ができている」ことにつながっている。

システムリースAの栄喜俊夫代表取締役
システムリースAの栄喜俊夫代表取締役 ※写真撮影時にマスクを外していただきました

 システムリースAは自社名の頭文字を取って“SLAイムズ”という企業理念を打ち出している。思想家の中村天風さんに影響を受けたという栄喜さんは、その中村さんの言葉を“SLAイムズ”に込め、同社のさらなる発展を目指している。

 2021年には30周年を迎える同社。その来年に向けて、今年の8月から明石駅前の国道2号線沿いに200インチのデジタルサイネージを取り付ける大がかりな工事に取り組む。「今までのサイネージと違い、SNSを使ったりして、皆で写真をとれるようなものになる」と栄喜さん。この事業を通じて「明石の街を明るく、笑顔にしたい」と思いを語っていた。


株式会社システムリースA ホームページ
https://www.dohya.com/

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