「小さい会社ならではの、小回りの利いた仕事を」神戸・内視鏡を取り扱うエム・ティー・エス販売 地道な開拓で活路を | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「小さい会社ならではの、小回りの利いた仕事を」神戸・内視鏡を取り扱うエム・ティー・エス販売 地道な開拓で活路を

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 ラジオ関⻄の三上公也アナウンサーが、兵庫・神戸で活躍する企業やお店を訪ねる『こうべしんきん三上公也の企業訪問』(ラジオ関⻄『三上公也の朝は恋人』内、午前9時38分ごろ〜)。4月28日の放送回では、医療機器の内視鏡の販売・メンテナンスを行う有限会社エム・ティー・エス販売(本社:兵庫県神戸市中央区多聞通)を訪問し、代表取締役の杉本広司さんに、思いや取り組みなどを聞いた。

 耳鼻咽喉科などの細く特殊な内視鏡をメインに販売している、エム・ティー・エス販売。当時、医療器会社に勤めていた杉本さんは、「自分で何かこの医療業界で一つやってみたい」と思っていたそうだ。そんな中御厚意にしていただいた先生が、新規開業をするときに先生から「一緒にやってみないか」と声を掛けられたとのこと。それが後押しとなり、1992(平成4)年7月に、会社を立ち上げた。胃カメラや大腸の内視鏡を扱っていたが、とあるメーカーと特約を結び、耳鼻科などの細く特殊な内視鏡も扱うようになり、今に至る。

エム・ティー・エス販売代表取締役の杉本広司さん(右)と、ラジオ関西の三上公也アナウンサー
エム・ティー・エス販売代表取締役の杉本広司さん(右)と、ラジオ関西の三上公也アナウンサー ※写真撮影時にマスクを外していただきました

 内視鏡の販売だけでなくメンテナンスも行っているエム・ティー・エス社。機械の寿命は5~6年らしく、修理などを行うがどうしても衰退する部分があり、使用率次第では2~3年で買い替えというケースもあると語る。ドクターとのコミュニケーションについて問われた杉本さんは、「大きな病院は線引きが厳しく、機械の話だけになってしまうが、クリニックなどの小さいところでは機械を通じて先生との会話は大事にしている」と語ってくれた。また、内視鏡で撮影したものを元に一元管理する電子カルテを作っていくファイリングシステムを行っているとのこと。

 起業して間もなく30周年を迎えるエム・ティー・エス社。「今後も、一軒でも多く(取引を)広げていきたい」という杉本さん。いきなり大きく進出するといったことは難しくとも「目の前を一歩一歩進めていき、一人、二人と新たなお客さんと取引していければ」と話す。神戸における需要はまだ高いらしく「まだまだ回り切れていない」と、地道な開拓にどん欲な思いを述べていた。

エム・ティー・エス販売代表取締役の杉本広司さん(右)と、ラジオ関西の三上公也アナウンサー
エム・ティー・エス販売代表取締役の杉本広司さん(右)と、ラジオ関西の三上公也アナウンサー ※写真撮影時にマスクを外していただきました

 最後に杉本さんは「小さいながらも大きい会社ではできないような、小回りの利いた(当社)ならでは(の良さ)を生かして、見てくれる人は見ていてくれると思いながら続けていければ」と前を向いていた。


有限会社エム・ティー・エス販売
http://mtssales.jp/

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