「もさえび」は山陰地方ではよく知られているエビで、甘くて濃厚なねっとりとした味わいが特徴だ。甘エビ以上の甘みを持つとも言われている。松葉がに、ほたるいかの水揚げ量が日本一を誇る兵庫県北部の知る人ぞ知る漁港、浜坂港で取れる自慢の海産物だ。年々とれ高が減っており、価格も上昇している高価な食材でもある。
地元では愛される食材である「もさえび」だが、全国的には残念ながら知名度はあまり高くない。この記事を読んではじめて知った、という人も少なくないだろう。それもそのはず、もさえびは鮮度の劣化スピードが非常に早く、遠隔地への出荷は難しいのだ。半日もすれば頭の部分が黒くなってしまうくらいの足のはやさで、市場にはほとんど出回らない。
そんな「もさえび」を自宅で食べられれるように塩辛にしたのが、美方郡新温泉町にある有限会社山米鮮魚だ。添加物未使用にもかかわらず、冷凍保存で1か月、解凍後は冷蔵保存で3日間も保存が効く。
山米鮮魚が自社で作っている塩こうじでもさえびを丁寧につけ、こうじの塩味、うま味、そして、もさえび本来の甘みが溶け合った一品だ。なんとも言えない特有の風味と、まったりとした食感にそそられること間違いなし。お酒のあてにぴったりで、なにより “ごはんのおとも” にもってこいだ。
「自家製もさえび塩辛」は、レギュラーと唐辛子入りの2種があり、値段はいずれも100g入で1,296円(税込)。
ネット通販、または電話、FAXでも注文できる。同店の通販では、鮮度保持の関係上、遠方地域には届けられない場合があるのだが、この塩辛は冷凍の商品なので、全国どこにでも届けてくれる。
※ラジオ関西『PUSH!』2020年4月30日放送回より
かに魚市場 有限会社山米本店
ホームページ(ネット通販) http://www.yamayone.com/
電話注文 0796-82-5030(10:00~18:00)
FAX注文 0796-82-5029
(参考)
https://www.pref.tottori.lg.jp/178133.htm