楽しいはずのゴールデンウィーク(GW)が「がまん(G)ウィーク(W)」になったため、帰省や旅行をあきらめた人は多いだろう。おいしいものを食べに行きたい、絶景を見に行きたい、思いっきりショッピングしたいなど、やりたいことは山ほどある。そんな行動が制限される今、注目してもらいたいのが「ふるさと納税」だ。
兵庫県香美町では、ふるさと納税の寄付が急増している。今年度の受付が4月に始まったばかりだが、今年の4月は昨年の同月に比べて、なんと12倍を超える申し込みがあった。昨年の今頃は兵庫県民の4割が「香美町を知らない」という認知度の低さだったにも関わらず、これほどまでに関心が持たれるようになるとは、うれしい驚きと同時に納得できる結果といえよう。というのも、香美町は海の幸・山の幸が充実する食の宝庫。それらの特産品が返礼品として送られてくるのだから。
神戸ビーフや松坂牛といった全国のブランド牛の素牛である但馬牛や、県下一の生産高を誇る二十世紀梨、冬の味覚「松葉ガニ」、その他、米、酒、空き家サポート、宿泊助成券、スキューバダイビングのライセンス取得など、今年度は29事業者の返礼品165品を揃えている。
ふるさと納税は、基本的に一年中申し込み可能だが、香美町へ申し込む場合は春もオススメ。というのも、関西では唯一、香住漁港だけで水揚げされる「紅ズワイガニ(香住ガニ)」の漁期が5月末で終了してしまうからだ。さらに、兵庫県が漁獲量日本一を誇る「ホタルイカ」も今月末で漁期を終えてしまう。返礼品が送られてくるのが申し込みから2~3週間後であることを考えると、時間はあまり残されていない。(※漁獲によっては、返礼品の送付が次のシーズンになる可能性もあるため、詳細は香美町のふるさと納税を要確認)
家庭で過ごす時間が増えている今、この機会に香美町の「ふるさと納税」の返礼品を食卓に加え、家族水入らずの時間を楽しんでもらいたい。
※ラジオ関西『田辺眞人のまっこと!ラジオ』2020年5月15日放送回「わがまちひょうご」より
香美町 ふるさと納税
https://www.furusato-tax.jp/city/info/28585