ラジオ関⻄の三上公也アナウンサーが、兵庫・神戸で活躍する企業やお店を訪ねる『こうべしんきん三上公也の企業訪問』(ラジオ関⻄『三上公也の朝は恋人』内、午前9時38分ごろ〜)。5月19日の放送回では、ゴルフ用品を取り扱う株式会社広田ゴルフ(本社:兵庫県神戸市西区岩岡町)を訪問し、営業部長・新井正数さんに、広田ゴルフの歴史やオリジナルブランドなどについて話を聞いた。
ゴルフクラブから始まり、ウェアやシューズまで様々なゴルフ用品を取り扱う株式会社広田ゴルフ。元々はナショナルブランドの卸問屋として兵庫県明石市魚住で1985年に創立。ゴルフ用品の発祥地といわれる姫路市市川町からゴルフ用品を仕入れ、日本中を売り歩いたのが始まりとのこと。今では「(ゴルフ用品の)企画から始まり、海外で生産し、卸販売まで行っている」(新井さん)。
広田ゴルフは、生の鉄で作ったゴルフクラブ、その名も『生鉄(ナマテツ)』を、同社のプライベートブランドとして設計からすべて自社で製作している。「『生鉄』は私の個人的な、趣味的な部分もありますが、好きなように作らしてもらっています」と語る新井さん。『生鉄』のこだわりについては「ゴルフをされている方にはいろいろ細かいこだわりがあると思うんです。そういったところを(把握するため)知り合いのプロの方々に打ってもらい、いろいろ教えてもらいながら作っています」という。中・上級者向けに作っている『生鉄』は、当初は難しいという声を受けていたが、今はコアな客層がついてくるようになり、逆に『こういうのも作ってください』とアイデアなどを受けるほどになったそうだ。
また、広田ゴルフは『MEGA』というブランドでのゴルフウェア販売も強化。「男性女性を問わないインナーウェアで接触冷感があり涼しく、日焼けをしないウェア」(新井さん)は、アメリカ女子プロゴルフ協会(LPGA)の選手からも好評で、約30名ほどの選手も着用しているという。「欧米の選手は日焼けに敏感ですので、(選手間の)口コミで広がって、選手のマネージャーさんから直接電話がかかってくる」ようになったそうだ。
今後については「時代の流れは、弊社の規模では作れないのでアンテナを張り巡らせ、消費者のニーズをいかに早く察知していくかが重要だと思います」と語る、新井さん。そのために、直接店舗に行き、お客様の生の声を聴いたり、ネット販売における書き込みを見ることによって「非常に勉強させてもらっています」と真摯に述べていた。
『こうべしんきん三上公也の企業訪問』2020年5月19日放送回 音声