神戸の「猫カフェ 猫の屋おでん」が営業再開 動物絵師「竹馬」の作品展も | ラジトピ ラジオ関西トピックス

神戸の「猫カフェ 猫の屋おでん」が営業再開 動物絵師「竹馬」の作品展も

LINEで送る

この記事の写真を見る(6枚)

 神戸市の「猫カフェ 猫の屋おでん」が、6月1日から営業を再開した。猫の屋おでんは、「猫と人とが幸せに暮らすためのコミュニティづくり」をコンセプトとし、「ブリーダーから迎えた猫」と「保護団体から迎えた猫」の両方がいる、全国でも珍しいスタイルの猫カフェだ。コンセプトに共感して、全国各地から訪れる愛猫家から、「猫カフェは初めて」という近隣の人たちまで、客の顔ぶれも幅広い。

猫スタッフ「ちくわ」
猫スタッフ「ちくわ」(写真:水野さちえ)
猫スタッフ「まる」
猫スタッフ「まる」(写真:水野さちえ)

 営業再開にあたっては、自粛前から徹底していた清掃や換気に加え、客の定員(10人)を6人に絞ることで、できる限り「密」を防ぐ対策をしている。また、「自粛期間中に、さらに充実させた」(スタッフ談)という物販コーナーで、猫グッズの買い物も楽しめそうだ。

物販コーナー。人だけでなく猫も楽しめるグッズが並ぶ
物販コーナー。人だけでなく猫も楽しめるグッズが並ぶ(写真:水野さちえ)

■動物絵師「竹馬」の作品展も

 営業再開にあわせ、併設のギャラリーでは、動物絵師「竹馬(ちくま)」の大矢清人(おおや・きよと)さんによる作品展が開かれている。

大矢清人さん
大矢清人さん(写真:水野さちえ)

 京都の呉服商の家に生まれ育った大矢さんは、幼少期から似顔絵を描くのが得意だった。家業の修行をするなかで、友禅作家を目指すようになり、友禅染の工程のひとつである「糸目」(下絵の模様の輪郭に、防染のための糸目糊をひくこと)の研鑽を積んだ。

「ありとあらゆる線が描けるようになった」という大矢さんだが、諸事情で、京都の健康食品会社に転職する。そこでペット向けの健康食品の営業を任された際、展示会のブースで「謎の画伯」としてペットの肖像画を描いてプレゼントしたところ大好評。また社内では、絵だけでなくビジネスの手腕も発揮し、社長に就任した。34年にわたる会社生活を終えた後も「自分の絵で誰かが喜んでくれるのなら」と、創作活動を続けている。

 大矢さんが描く肖像画は、繊細なタッチと、「まるで命を宿しているような」生き生きとした質感が特徴的だ。その線は、なんとボールペン1本で描かれている。そこに、水彩で色をのせていくのだという。今回の作品展にあわせ、猫の屋おでんを通じてペットモデルを募集したところ、数日で定員を上回る応募があった。


【猫カフェ 猫の屋おでん】
ホームページ
http://nekonoya-oden.com/
Instagram
https://www.instagram.com/nekonoya_oden/

【動物絵師「竹馬」】
Instagram
https://www.instagram.com/painter_chikuma/

LINEで送る

関連記事