ステイホーム期間にあわせて、ラジオ番組で「あのねのね」の名曲「魚屋のおっさんの唄」の替え歌募集が行われ、盛り上がっている。
その企画をしたのは、「あのねのね」の原田伸郎がパーソナリティーを務めるラジオ関西『原田伸郎のびのび金ようび』。「ラジオをお聴きのみなさんに聴くだけではなく、参加してもらえるにはどうしたらいいか」と考えた番組ディレクターの提案をきっかけに、名曲に再び脚光が集まっている。
この曲は「赤とんぼの唄」とともに、「あのねのね」が1973年にシングルとしてリリース。当時、一世を風靡した。確かに歌を聴いて笑わずにはいられない。
歌にはいろいろな「おっさん」が登場する。たとえば氷屋のおっさんだ。
「氷屋の、おっさんに、おこられた。『こうりゃ!』……」
このノリがわかるだろうか。おっさんの商売と、オチの部分がかかっているのだ。
そこで、今回の替え歌では、「おっさんの職業」と「オチの部分」が変わることで、無限の可能性が広がる。
お手本となる原曲は……。
「時計屋のおっさんがやけどした、ウォッチッチ!」
「スパゲッティー屋のおっさんにおこられた、ボンゴレなめとんのか!」
作詞は、「あのねのね」清水国明。ギャクソングなど作詞したことがない番組スタッフには、かなりハードルが高いのではないかと思われた。原田伸郎は「みんな参加してくれるかな」とちょっと心配そうだったというが、スタッフ作の「おふろやの おっさんが よろこんだ ばんだーい!」を聴き、「これならお聴きのみなさんに参加してもらえるかも」と、5月最初の金曜日から放送へ。