宝塚・ボーガン殺人「ボーガンはネットで」容疑者語る | ラジトピ ラジオ関西トピックス

宝塚・ボーガン殺人「ボーガンはネットで」容疑者語る 

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宝塚市で家族ら4人がボーガンで撃たれ3人が死亡した事件で、伯母に対する殺人未遂の現行犯で逮捕された男(23)が「ボーガンはインターネットで購入した」と供述したことが捜査関係者への取材でわかった。

兵庫県警・宝塚署捜査本部
兵庫県警・宝塚署捜査本部

犯行に使われたボーガンが外国製で幅約70センチ。大型で殺傷能力が高いことから明確な強い殺意があったとみられる。男は、宝塚市の住宅に祖母(75)と弟(22)と一緒に住み、別居している伯母(49)と母親(45)を電話で自宅に呼びつけて襲ったと供述している。そして「最初に祖母を撃ち、その後、弟、伯母、母親の順に撃った」と話したという。撃った矢は5本。祖母、母親、弟が死亡した。捜査本部は容疑を殺人に切り替え、ボーガンの購入時期など動機の解明につながる事実関係を調べている。

■精神鑑定も視野に~犯行時の精神状態を精査

神戸地検
神戸地検

一方、神戸地検は男について犯行当時の精神状態を調べる「鑑定留置」とするか慎重に協議する。捜査関係者によると、男は取り調べにも淡々と応じているというが、3人死亡という事件の重大性や裁判員裁判の対象事件となることから起訴前の精神鑑定を視野に入れる。

2017年7月、神戸市北区で起きた5人殺傷事件では被告の男について神戸地検が2017年9月~2018年5月の8か月間、鑑定医による聞き取りや検査を行う鑑定留置を実施。この結果を受けて責任能力を問えると判断、殺人・殺人未遂罪などで起訴した。

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