BtoBからBtoCへ ヒノキのよさとぬくもりを子どもたちに伝える 神戸の材木店 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

BtoBからBtoCへ ヒノキのよさとぬくもりを子どもたちに伝える 神戸の材木店

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 ラジオ関⻄の三上公也アナウンサーが、兵庫・神戸で活躍する企業やお店を訪ねる『こうべしんきん三上公也の企業訪問』(ラジオ関⻄『三上公也の朝は恋人』内、午前9時38分ごろ〜)。6月16日の放送回では、材木を取り扱う有限会社新宅善廣商店(本社:兵庫県神戸市西区)を訪問し、新宅隆史さんに、ヒノキのおもちゃ「IKONIH(アイコニー)」や取り組みを聞いた。

新宅善廣商店の新宅隆史さん(左)と、ラジオ関西の三上公也アナウンサー(写真:ラジオ関西)
新宅善廣商店の新宅隆史さん(左)と、ラジオ関西の三上公也アナウンサー ※写真撮影時にマスクを外していただきました

 ヒノキのおもちゃに行き着いたきっかけは、3年ほど前に経験した林業体験という新宅さん。山に放置された使える材木を見て、「価値あるものに変えれば新しい商売ができるのでは」と考えたそうだ。それまでは主にBtoB(企業が企業にモノを売ること)で対応していた同社は、BtoC(企業が個人[消費者]にモノを売ること)へとシフトすべく、子どもの玩具という新たな事業に踏み出す。「木の良さとかぬくもりや香りといったものを通して、子どもたちにも、いずれ大人になったときに『木はいいものだ』と言ってもらえるきっかけになればというのが、最初の思いでしたね」と新宅さんは語る。

「日本にしかない材木ということなど、意外と知られていないヒノキのことを、もっとみんなに伝えていきたい」と強い思いを持つ、新宅さん。「ヒノキには消臭や除菌、リラックス効果とかもある。そういった(ヒノキを使った)おもちゃを子どもが触っていると、それを見ている親御さんも和やかになり、おじいちゃんおばあちゃん世代にはなつかしさも感じると思う」と、ヒノキのおもちゃが、家族を結ぶものになればと期待する。

 ちなみに、この「IKONIH(アイコニー)」の名称については「たくさん仲間がいて、そのなかのスタッフの一人が考えた」そう。IKONIHは、逆から読むとHINOKI(ヒノキ)になる。新宅さんは「僕は最初『ヒノキング』とか『檜王』とか言ってましたからね……、たぶんそれだと皆さんにお逢いできなかっただろうな」と笑いながらエピソードも披露。このおもちゃは、昨年の神戸セレクションにも出品された。

 今後について「捨ててしまうようなヒノキも極力、商品にしてお客さんに届けたい」と新宅さん。「この商品をどんどん進化させながら、『IKONIH』のファンを作りたい。地道な活動だが、一人ひとりにこの(商品にかける)思いを伝え続けていきたい」と未来像を描いていた。

新宅善廣商店の新宅隆史さん(左)と、ラジオ関西の三上公也アナウンサー(写真:ラジオ関西)
新宅善廣商店の新宅隆史さん(左)と、ラジオ関西の三上公也アナウンサー ※写真撮影時にマスクを外していただきました


【有限会社新宅善廣商店】
https://shintaku-wood.com/


『こうべしんきん三上公也の企業訪問』2020年6月16日放送回 音声

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