Tシャツはもともと、19世紀の海軍着用しはじめ、タオルや白旗の代わりにしていた。それを逆手に取ったのがこの作品。タイトルは『負けてあげる』。編み込みに見えるが、実は1枚の白旗が芸術的に縫い上げられているだけで、糸をほどくと、また1枚の白旗に戻る。身体を通す穴もあり、実際に着ることができる。
■あなたも今日からアーティスト? 端切れを買ってモノづくりしてみよう!
同展覧会ではTシャツに併せて、アーティストが作品をつくった際に余った素材や端切れを展示している。マスクの手作りなど、ステイホームの影響で手芸やモノづくりに関心を持つ人が増えた昨今のご時世にぴったりの企画だ。
この端切れは販売されており、価格は500円。即売なので、インスピレーションを掻き立てる素材をその場で買い取って持ち帰ることができる。新鋭アーティストたちの自慢の作品を存分に吸収して高まった創作意欲を余すことなく消化することができるだろう。ワンコインで自分だけのとっておきのマスク作りやモノづくりに取り組める。ステイホームの影響でモノづくりに目覚めた人や、新しくインドアな趣味を始めたい人におすすめだ。
【出品作家】
AkiOri®︎髙橋亜希 荒姿寿 井関和代 伊是名のえ 一色真由美 上田恭子 牛尾卓巳 馬川亜弓 梅崎瞳 海老塚季史 大濵千尋 岡田真美子 岡根章帆 小倉伊都甫 小野山和代
加賀城健 桂川美帆 加藤寛子 門田綾音 河合芙幸 岸田めぐみ 北里美絵子 上坂彩 上坂秀明 小清水漸 小柳光代 近藤高弘 酒井稚恵 酒巻貴子 坂本大地 指田容史子 Susan Pietzsch 杉井啓三 大門敏彦 竹中明子 多々良直治 巽美由紀 舘正明 辻愛梨 百々(どど) 長澤恵子 中西學 柳楽隆一 野々村ゆみ子 延安敬子+鈴木淳彦 長谷川政弘 長谷川眞由美 パッチワーク 林塔子 平川文江 細田あずみ 前川多仁 松本留依 三木陽子 宮坂省吾 やまこしかずよ 山崎香織 山本善一郎 吉川直哉 ヨシムラリエ (60名)
【会期】
2020年6月20日(土)~ 7月5日(日)
10:00~18:00(入館は17:30まで)
月曜休館(祝日の場合は翌日休館)
【会場】
伊丹市宮ノ前2丁目5-28 伊丹市立工芸センター 地下1階ロビー
【料金】
入場無料
【主催】
伊丹市立工芸センター[公益財団法人いたみ文化・スポーツ財団/伊丹市]
「本気のTシャツ展 リターンズ」
https://mac-itami.com/