御書印をめぐる書店との出会い 神戸「流泉書房」の取り組みとは | ラジトピ ラジオ関西トピックス

御書印をめぐる書店との出会い 神戸「流泉書房」の取り組みとは

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店長のママ友(パパ友)の手芸作家さんがデザインしてくれた店長のモチーフと、お店のロゴを組み合わせました。

御書印帖と御書印
御書印帖と御書印(写真:水野さちえ)

――書き込むメッセージは。

「読んでる姿はカッコいい」。うちは2018年に、須磨から垂水に移転しまして、そのころから使い始めたフレーズです。店長が電車の中で、「みんな携帯を見ていて、誰も本を読んでいないな」と感じたときに浮かんだそうです。「本を読んでいる姿を、カッコいいと思ってくれる人が増えたらいいな」という願いをこめて、うちのようなリアル店舗から発信できればと。今回の御書印で、目に見える形になってよかったです。

――どういうお客さんが来ますか?

東京から大阪に出張で来たという方が、足を延ばして神戸まで来てくれたりしました。御書印を集めているのは、意外と男性が多いですね。ご近所さんや常連さんも、店頭に「御書印はじめました」と案内を出したら、すぐに反応してくれました。「200円かかりますけど、いいですか?」「ええよ、とりあえずもろとくわ」って(笑)。コロナ禍でペースは落ちましたが、これからまたどうなるか楽しみです。小学館以外の出版社の営業担当の方も集めているみたいで、面白いなと思います。

――お店の営業に影響は。

御書印のついでに、何かしら買い物をしてくださる方もいて、ありがたいですね。ハンコを3か所におして、メッセージと日付を書いて、所要時間は1、2分。それほど負担にはなっていないです。御書印はうちが初めてという方には、あらかじめ日付以外をセットした御書印帖を用意していますし。ただ、既に他の書店の御書印を集めているコレクターの方が来られると、「失敗したらどうしよう」と少し緊張します(笑)。

――兵庫県からはまだ7店です。

東京発の試みで、まだ関西の参加書店が少なく、あまり知られていないと感じます。もっと広がっていくといいですね。


【御書印プロジェクト】
Webサイト(note)https://note.com/goshoin/
参加書店一覧 https://scrapbox.io/goshoin/
Instagram(@goshoin_project)
Twitter(@goshoinclub)
※兵庫県内の参加書店は流泉書房(神戸市)、井戸書店(神戸市)、小林書店(尼崎市)、ダイハン書房本店(尼崎市)、ブックランドサンクス宝塚ソリオ店(宝塚市)、巌松堂書店(明石市)、安井書店(宍粟市)の7店(2020年6月時点)

【流泉書房】
神戸市垂水区陸ノ町1-2-2 (垂水センター街内)
電話 078-705-0911
Twitter(@books_ryusen)
Facebook(@booksryusen)
Instagram(@books.ryusen)

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